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ベルセルク 34

初めに行っておきますが、今回ガッツはほとんど出てきません!
というのもガッツ達がエルフヘルムに向かって船出した後、
陸で起こった現象を描いているから。

陸では、大変なことが起きていました。
我を忘れた魔獣と化したガニシュカが荒れ狂う。
その姿はまるで、シヴァ神のよう。

そんな怪物を相手にできるのはグリフィスのみ!
まず戦魔兵を使って戦わせる。
戦魔兵とは、わかりやすく言うと、使徒なのです。
その人外の者同士の戦いに、人々は臆する。
そこを、鷹の巫女であるソーニャが体を張ってまとめる。

それが新生・鷹の団。
そこには、人種や宗教の垣根がなく、人と魔物の差すら凌駕する。
「鷹のもとに集まった者たち」として、ひとつになっていた。
信じられないような光景が、圧倒的な画力で描かれていて、息をのむばかりです。
これが真の「ファンタジー」なのですね。

ところで、ガニシュカがどうして使徒となったのかも語られます。
文化の違いはあれ、やはりベヘリットを手にしていたのか!
ガニシュカにも人間だった時代はあって、
今まで語られた転生者と同じような人生を味わっていたのでした。

まるでこの世の終わりのような事象を経て、世界はどうなってしまうのか?
ガッツ達の旅路のかたわら、スケールの大きなことが同時進行していて、
ますます終わりが見えません。



ベルセルク (34) (ヤングアニマルコミックス)

ベルセルク (34) (ヤングアニマルコミックス)

  • 作者: 三浦 建太郎
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/09/25
  • メディア: コミック


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タグ:ベルセルク
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