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DOROTHY

体調不良による休養などをはさみ、前作からは久しぶりのアルバムです。
その迫力は変わらず、精神的エネルギーをかなり使った作品だと思います。
ジャケットはまるでアリスのような(アルバムタイトルからしてドロシーかな?)、
いつになくメルヘンな鬼束さんが見られます。

A WHITE WHALE IN MY QUIET DREAM
リズムだけに乗せて、ほぼアカペラのような曲。
始まりの曲は、メルヘンな夢のような世界観に誘うかのように。

陽炎
バンドサウンドを主体としたロックバラード。
歌詞は「日本の美」をテーマに、
春夏秋冬の情景を表現に取り入れたラブソングになっています。
日本人の心に響く、抒情的な楽曲です。

X
バンドサウンド全開で、重厚なビートを刻むロック。
髪を振り乱すように、自然と身体が動いてしまう。
力強いボーカルからも、エネルギーが感じられます。

ストーリーテラー
さすらいのストーリーテラーのように、趣のある曲。
独特な、颯爽とした感じが、何とも言えないのです。
鬼束さんの歌い方も今までにない感じの雰囲気。

STEAL THIS HEART
珍しくポップなサウンド。
個人的には、プリプリみたいな、爽やかなイメージ。
鬼束さんの新たな一面を見た気がしました。

I Pass By
英語詞楽曲。
速い曲で、早口でまくし立てるように英詞を歌うところに感動!
これだけスラスラ英語が出てきたらいいなぁ(笑)

帰り路をなくして
ピアノ、ストリングス、およびバンドサウンドで構成されるバラード。
歌詞は本人の公式コメント曰く、「仕事に、人生に疲れた男たちの応援歌」として、
「光と闇」をテーマに制作されたそうです。
曲だけ聞いてると男たちのための歌だなんて想像つきませんでした!
この曲で、世の働く男性たちの癒しになれば…。

Losing a distance
昔から鬼束さんの真骨頂ともいえる、綺麗なミディアムナンバー。
この曲もそんな当初からの流れを汲んでいる曲かなと思って、
聴きながらとても安らかな気持ちになります。

ラストメロディー
ピアノとバンドサウンドで構成されるロックバラード。
ピアノなど、いろんな音色の一つ一つがとても印象的で、
隅々まで響き渡るように広がる鬼束さんの声がまた素敵です。


ピアノとストリングスを基調としたバラード。
「美」を念頭に置いて歌詞を書き上げるため、
本人曰く「あえて小説を書くようにして書いた」そうです。
ちなみに、ホタル自体をご自身は実際に見たことがないそうで、
儚さの比喩として「蛍」という単語を使用したとか。
涙なしでは聞けない曲。

VENUS
ハープの可憐でみずみずしい音色が鳴り響き、
後半では雄大なストリングスのバラードへと展開する、
タイトルに負けないほど壮大な楽曲です。
ラストで転調するところなんて、鳥肌ものです。
まるで翼が生えたような解放感。



DOROTHY

DOROTHY

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: UNIVERSAL SIGMA(P)(D)
  • 発売日: 2009/10/28
  • メディア: CD


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HISTORY of NAOHITO FUJIKI

藤木さんのアーティストデビュー10周年を記念したベストアルバムは、2枚組!
Disc1には全シングル曲、Disc2にはカップリング曲やアルバム曲から選曲されています。

シングル曲だけどアルバムに収録されてこなかった
「天使ノ虹」と「Flower」が収録されているのが嬉しいです。
シングル「Tuning Note」のカップリング曲だった「星の記憶」もアルバム初収録。
他にも、「タイムトラベル」は2009年バージョンに進化しているし、
「哀しみの花」も別バージョンにリアレンジ。
未発表の新曲として「SHINING STAR」も収録!
と単に既存曲を時系列に並べてるだけじゃないんです。

藤木さんのアーティスト活動の軌跡がわかるベストアルバム、
最近は俳優としての活躍が目立ちますが、
こんなアーティストなんだよ、ということを是非知ってもらえたらと思います。



HISTORY of NAOHITO FUJIKI Standard Edition

HISTORY of NAOHITO FUJIKI Standard Edition

  • アーティスト: 藤木直人
  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2009/10/21
  • メディア: CD


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ホタルノヒカリ 15

とうとう最終巻です!
前巻でやっと想いが伝わった蛍と部長でしたが、結ばれるわけではなく、
蛍は自らの意志で大阪に転勤、部長は新会社を設立して社長となり、
お互いがそれぞれの道を歩むことになりました。

それから5年後。
結婚式でのムービー撮影の場面から始まり、
もしや!?と思いきや、山田さんの結婚式でした!
あの山田さんも結婚することになったんですねぇ。
そしてオチに使われるところがまた山田さんらしい(笑)

山田さんへのメッセージだというのに、
友人・知人から語られるのは、蛍の話ばかり。
どうやら大阪でも一人で頑張ってたらしい。

その蛍が東京に帰ってくる!
実際のところ、どうだったのか?本人に語ってもらいましょう。

その前に、蛍の年齢は連載当初から27歳の設定でしたが、
よくよく精査してみると、
実は部長と別れて大阪に行った時点で、29歳になってたことが判明しました!
5年経った現在、蛍の実年齢は34歳、部長は48歳に。
部長は50歳近くになっても変わらないですね!

一方、蛍は体型は太ってたりした時期もあったようですが、
今はしっかりスタイリッシュな体型に戻っています。
キャリアウーマンらしい風格もついたしね。
肩書きも企画部・副部長となっていて、それが蛍の5年間頑張った証。

そんな蛍は自分の根付く場所を手に入れる。
東京都下のN市に一軒家を購入したのでした!

気がつけば私も蛍と同じ歳になって、すごく共感できます。
普通は大半が既婚者となっている歳だけど、
家庭を作るつもりはないので、自分らしく生きられればいいと思ってた。
そして自分が根付くことができる職場を見つけたのが、まさしく34歳だった。
やっぱり30代半ばともなると、仕事にしろプライベートにしろ、
何か地に足をつけたくなるんですよね。
そこをベースにして、また新しいことに挑戦していける。
その繰り返しなのではないかな、と最近思います。

この5年間、部長とはあえて一切連絡を取らなかった蛍ですが、
いきなりコンペで再会します。
そして…!?

当初、蛍の干物ライフをかなり同一視していた私ですが、
蛍の無駄に頑張るところを見て、全然私なんかと同じじゃなくて、
偉いなぁ~っていつも感心していたんです。
それが蛍の成長というか、熟成していって部分なんだと思いますが。
干物って潤いはないかもしれないけど、傷んだり腐ったりしてるわけじゃないもんね。

蛍は自分から前に出るようなタイプではなく、
作品の主人公となるにはいささか地味めなキャラクターだったけど、
そんなところが私も似てるのかな、なんて思いました。
20代の頃って、自分が活躍できる=自分自身が目立つ道を目指していたんだけど、
そもそも私がそういうキャラじゃなかったんだな。
蛍が「物を作る人のお手伝いのほうが合ってるし好きみたい」って言ってるけど、
私も同じで、お手伝いでも十分自分らしく活躍できると思う。
「お手伝いならプロです」って、私も面談で言ってみようと思います。

番外編として、「リバプールの恋」という殿と優華の物語が収録されています。
この二人は私からしたら遠い世界の人たちなので傍観するだけなのですが、
ところどころに差し込まれる蛍と部長のやり取りが可愛らしくてツボでした。

「ホタルノヒカリ」という作品を通して、私自身の生き方を後押しされました。
私もまだまだ変わらなくちゃいけない部分はあると思うけど。

一貫しているのは、「自由」が保障されているということ。
自由であることが幸せだと思えるためには、
自由には自己責任というリスクがつきものだと十分に理解した上で、
ひとつひとつの出来事に自分で対処していく力を身につけること。
蛍は周囲の人たちに支えられながら、自分らしい生活を手に入れられました。

私が生涯望むのも、「自分らしい生活」それだけ。
たまたま私の職場の社訓的なものにも共通する項目があって、
「こういうことだったのかー」としっくりしました。
そんな自由が保障されている職場に恵まれて、幸せです。


ホタル ノ ヒカリ(15) <完> (KC KISS)

ホタル ノ ヒカリ(15) <完> (KC KISS)

  • 作者: ひうら さとる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/10/13
  • メディア: コミック


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ULTRA SLACKER Ⅱ

2ヵ月連続リリースの第二弾。
いまみちともたかさんプロデュースで、個性的な曲がたくさん!

エミコちゃん
彼女のこと大好きで、甘々な曲です。
彼女に対する観察がハンパない!
「エミりん」なんて呼んじゃって、もうお腹いっぱいです(笑)

んなばぁあな
タイトルは「そんなバカな」を崩して言うと、こんな感じになりますよね。
「またまたぁ~」みたいなニュアンス?
キレイな言葉を並べるだけじゃなく、時にはリアルな言葉を選ぶことも良いですよね。

焼酎ギャル
九州出身の男と四国出身の女が、
ひたすら焼酎の飲み比べをしていく。
どっちも強そうだなぁ。
その光景を想像したらコミカルで面白いです。
私もお酒に強かったら良かったなぁ。

ビー ウィズ ユー
自信があってポジティブな卓偉さんらしい曲だな、と思いました。
今でこそ有名になった「フォトジェニック」という言葉を、
この時に普通に歌詞に使っていたんですね!と妙なところで感動。

ズル休み
体をゆだねたくなるロックのワルツ。
力を抜いて聞いてください。

プラグ・イン・ベイベ
早口で同じことを繰り返し歌っているのですが、
後半に差し掛かったところで曲調が劇的に変わるところがあり、
そこではロックミュージカルみたいな圧があってお気に入りです。
内容は、男性にはよくありがちな話!?

愛・罠・イリュージョン
シニカルなロックで、あえて荒んだような歌い方がまた素敵。
卓偉さんには、こういう渋いところの魅力もあります。

きみの名を
優しくあだやかなアコースティックバラード。
歌詞を読むと、切なさが伝わってきます。
ところで、似たようなタイトルで大ヒットした映画がありますが、この曲の方が先です。

シャボン
タイトルのシャボンを髣髴とさせるようなフワフワした曲で、
まるでお風呂に入っているような、極楽な気持ちになれます。
歌詞は切ないストーリーなのですが、
最後にちゃんとオチもあるので笑って終われます。



ULTRA SLACKER2

ULTRA SLACKER2

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: UP-FRONT WORKS
  • 発売日: 2009/10/07
  • メディア: CD


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大奥 5

5代将軍・綱吉の時代は、教科書に載るような有名な出来事もたくさんありますが、
大奥の中でも、綱吉を取り巻く人々の様々な思惑がからまって、
ドロドロした愛憎劇が楽しめます。

大奥総取締となった右衛門左と側室の伝兵衛(お伝)。
伝兵衛は将軍のお世継ぎである松姫の父親(いわゆるお腹様)であるが、
その功績を称え、伝兵衛に別棟(五の丸御殿)を与えることになった。
表向きは伝兵衛を労っているように見えるが、
実は伝兵衛を大奥から追い出し、厄介払いするという、右衛門左の巧妙な策であった。

右衛門左の次なる敵は、側用人の柳沢吉保。
柳沢吉保は、綱吉の父である桂昌院と深い仲にあり、
実際の構図としては、桂昌院vs右衛門左ということになります。
対抗策として桂昌院が吉保に命じたのは、京から右衛門左に負けない男を連れてくること。
それは外見だけでなく、学識も。

かくして連れてこられたのが、大典侍。
しかし、大典侍と右衛門左は旧知の仲だった!
右衛門左の方が一枚上手だったようですね。
これには部屋子である秋本の働きが大きかったのですが…。

ただし、事はなかなか思うように運ばず、大典侍と綱吉との間に子ができる気配はなかった。
そんな中、たった一人の世継ぎである松姫が、突然高熱を出し、亡くなってしまう。
この事が綱吉の人生を大きく狂わせる事になる。
母として悲しむのは当然ながら、その一方で「また男を子を作らなければならない」と決意した表情からは、
壮絶なものを感じました。

お世継ぎ争いが降り出しに戻り、桂昌院は必死になる。
まずは伝兵衛に再び子を作らせようと説得するが、傷心でそれどころではなく…。
一方、右衛門左もまた、大典侍に子を作らせようとしていたが、
大典侍は何やら勘違いし、つけ上がっていた。
潮時だと感じた右衛門左は、新たに新典侍という男を迎え入れる。

こうして今や、お世継ぎを生すことは、徳川の命脈を保つため、
大奥に課せられた一大責務となった。
これから毎月3のつく日には、お庭お目見得を催すことになる。
各部屋からこれはと思う男衆を出して、綱吉の前で妍を競わせるというもの。
お目見得以下の御半下の者でも身分は問わず、とにかく綱吉の気を引くことができる者がいれば。
そして桂昌院の趣向で行われた競技種目が、騎馬戦だった。

ところが、騎馬戦で選ばれた男たちも、右衛門左が連れてきた大典侍・新典侍もともに、
綱吉との間に子を作ることはできなかった。

どうして綱吉は懐妊しないのか。
もはや神頼み状態となった桂昌院は、護国寺の隆光のもとを訪れる。
すると、降光から衝撃の言葉が!!
お世継ぎが生まれないのは、桂昌院が若い頃に、殺生をした報いだという。
かつて桂昌院が有功の部屋子だった頃、有功を妬む者を葬るために、猫を殺したことがあった。
その時犠牲になったのが、有功が家光にプレゼントし「若紫」と名付けられた猫だった。
あの痛ましいシーンは、猫好きにとっては衝撃で忘れられないシーンでした。

降光曰く、綱吉も柳沢吉保も、戌年。
生き物の中でも、特に犬を大切にするように、とのこと。
これが、かの有名な生類憐みの令の始まりでした。
今で言う動物愛護法の始まりのようなものですが、当時はかなり感情的に解釈されていたようで。
犬だけでなく、鳥や虫を殺しても罰せられるなど、極端な解釈と罰則がはびこり、
犬を飼っていた町人たちは犬を捨て、野犬が町にあふれかえる始末。
触書のおかげで殺処分なんてできるはずなく、今で言うところのシェルター的役割のところへ収容しているが、
エサ代にかかる費用で財政も逼迫。
泣きつくしか能がない老中の訴えも虚しく、生類憐みの令が取り下げられることはなかった。

このようなお触れを出して人々に嘲られるような綱吉に、右衛門左は失望していた。
綱吉にはかつての勝ち気で傲慢な姿はもうなかった。
ここでやっと、綱吉の本音が聞けました。
右衛門左と綱吉は夜伽をすることはなかったけど、寝所でぶつけられた本音を聞いて、
この二人はお互いに必要としていた仲なんだろうと思いました。
そして、前巻で執心していた阿久里は、綱吉の初恋の相手だったことも。
こうしてみると、純粋な女心もままならない女将軍の人生なんて虚しいものだなぁと感じました。

ところで、かの有名な赤穂浪士の事件も綱吉の時代の話。
これも男女逆転の大奥ならではの背景になっていて、もうお見事!
その場しのぎのつじつま合わせではなく、
その後に続く時代にもきちんとつながるようになっているのが素晴らしい。



大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)

大奥 第5巻 (ジェッツコミックス)

  • 作者: よしなが ふみ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/09/29
  • メディア: コミック



タグ:大奥
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Dr.コトー診療所 23

古志木島へ向かうフェリーの中。
思いつめた表情の星野さんが乗っていました。
前巻で義母の訃報を聞き、不吉な予感を抱きながら…。

そこへ、北志木島から急病人が出たと連絡がくる。
北志木島の診療所の医師は引退してしまっていて、無医村となっていたのです。
強風でヘリが出せず、ヘリで古志木島まで搬送することに。

患者は、木下祥吾君、14歳。
右の脇腹の痛みを訴えていて、高熱を出し、何度も嘔吐を繰り返している。
早速少年を診た星野さんは、何か腫瘤があることに気がつく。
星野さんは医師ではないので診断はできないものの、
意識レベルも血圧も低下している以上、かなり危険な状態であることには違いなく、
すぐにでも手術をしなければいけない状況と思われた。
一刻も争う事態に、コトー先生にフェリーに乗船してもらうよう提案した。
無線ごしでのやり取り、どのぐらいぶり!?と不謹慎にも舞い上がってしまったのですが、
事態はそれどころではありません。

悪天候で荒れる海の中、原さんの船に乗って、急患の待つフェリーへ。
船とコトー先生と言えば、ひどい船酔いが名物でしたが、
今回は全くそんなことにならず、
それどころかびしょ濡れになりながら縄ばしごにしがみついてフェリー乗船!
この時のコトー先生、たくましかったなぁ。
星野さんとの再会もそこそこ、急患の治療に当たります。
さすが二人ともプロですね!

古志木島に到着後、すぐさま診療所へ直行して手術。
ミナもサポートに入ります。
が、コトー先生と星野さんの、的確でスピーディな手技に圧倒される!
星野さん、実は1年もブランクがあるのです。
対してミナは慣れない大手術に集中できず、取り乱す。
そして電気メスの火花が腸内ガスに引火して爆発すると、パニックはピークに!
星野さんが冷静にさとして、その場をおさめます。

緊迫した手術でしたが、無事に手術は成功。
朝になって、コトー先生と星野さんがやっとゆっくり語る時間がきました。
すごくいい雰囲気だと思ったんですけどねぇ。

この時、星野さんが実はセンター試験2日目を受けなかったことを打ち明けます。
と同時に、なぜ受けなかったのか、星野さんが何を目指して医師免許を取ろうと思ったのか、
そして断念したのか、がわかりました。
たくさん悩んだんだろうな。考えさせられます。

一方、ミナにも転機が訪れる。
彼女には彼女のいいところがあるんです。

そして、人生の岐路に立たされた者がもう一人。
将来、医師になることを目指し、難関の高校受験をしていたタケヒロ。
いつしかそれは、島民全体の夢になっていました。
保険として私立には受かっていたものの、
経済的な事情から、タケヒロの目指すのは国立一択!

このプレッシャーはたまらないでしょうね。
医師免許を取れたとしても、いろんな医師の形がある中で、
島民は当然ながら、古志木島の医師になってくれることを期待する。
そんな約束はできないよねぇ。
命を預かる職業に就く者が、こんなプレッシャーに勝てなきゃしょうがないのかもしれないけど。

でも、進路を決める時にちゃんとした夢があって、進むべき道がわかっていて、
その道にまっすぐ進んでいるところはいいなぁと思ったなぁ。
私はそういうハッキリした道を選ばなかったから。
この先、多くのハードルを越えなくちゃいけないと思うけど、
コトー先生というしっかりした目標があれば、乗り越えていけるかな!?

私のうやむやになった将来のビジョンについて、
何だか考えさせられることになりました。



Dr.コトー診療所 23 (ヤングサンデーコミックス)

Dr.コトー診療所 23 (ヤングサンデーコミックス)

  • 作者: 山田 貴敏
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/09/30
  • メディア: コミック


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ベルセルク 34

初めに行っておきますが、今回ガッツはほとんど出てきません!
というのもガッツ達がエルフヘルムに向かって船出した後、
陸で起こった現象を描いているから。

陸では、大変なことが起きていました。
我を忘れた魔獣と化したガニシュカが荒れ狂う。
その姿はまるで、シヴァ神のよう。

そんな怪物を相手にできるのはグリフィスのみ!
まず戦魔兵を使って戦わせる。
戦魔兵とは、わかりやすく言うと、使徒なのです。
その人外の者同士の戦いに、人々は臆する。
そこを、鷹の巫女であるソーニャが体を張ってまとめる。

それが新生・鷹の団。
そこには、人種や宗教の垣根がなく、人と魔物の差すら凌駕する。
「鷹のもとに集まった者たち」として、ひとつになっていた。
信じられないような光景が、圧倒的な画力で描かれていて、息をのむばかりです。
これが真の「ファンタジー」なのですね。

ところで、ガニシュカがどうして使徒となったのかも語られます。
文化の違いはあれ、やはりベヘリットを手にしていたのか!
ガニシュカにも人間だった時代はあって、
今まで語られた転生者と同じような人生を味わっていたのでした。

まるでこの世の終わりのような事象を経て、世界はどうなってしまうのか?
ガッツ達の旅路のかたわら、スケールの大きなことが同時進行していて、
ますます終わりが見えません。



ベルセルク (34) (ヤングアニマルコミックス)

ベルセルク (34) (ヤングアニマルコミックス)

  • 作者: 三浦 建太郎
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2009/09/25
  • メディア: コミック


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