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パ・ド・ブレ

こっこさんのミニアルバム。
アルバムで、こっこさんご本人が登場しているジャケットは貴重なのですが、
トゥシューズ姿を披露しています。
そういえばこっこさん、バレリーナになりたかったんですよね。
アルバムタイトルの「パ・ド・ブレ」もバレエのステップにありますね。


ありとあらゆる力の限り
沖縄の情景が歌詞のエッセンスとして入っているような、
ある意味、こっこさんらしい楽曲です。
サビの最後の歌詞が「逃げて」だったのが、
ラスサビでは「生きて」に変わったところで、ほっとしました。

花明り
こっこさんが全ての楽器も担当されている、
まさに究極のアコースティック!
「憶えていて」「憶えていたい」というワードが際立つ、儚い曲です。

東京ドリーム
東京にはいろんな人が集まる。
今でこそ「多様性」が叫ばれていますね。
最後に童謡「チューリップ」の1フレーズ、
「どのはなみてもきれいだな」が入っているのですが、
「チューリップ」ってまさに多様性を歌った歌ですよね、と気がつく。

キラ星
クリスマスのようなシャンシャンした音が入っていたり、
タイトル通り、全体的にキラキラしてる楽曲です。
クリスマスとかバレンタインなど、ウキウキする時期にピッタリ。

夢見鳥
明るい曲調もあって、清々しい気分になりました。
春にはやっぱりこういうリフレッシュできるような、
軽やかになれるような曲が良いですね。
歌詞に入ってる「ありがとう」が印象的。

ゆりかごのうた
童謡のカバー。
こっこさんの優しい声で歌われると、
本当に子守唄になります。



パ・ド・ブレ

パ・ド・ブレ

  • アーティスト: Cocco
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2014/03/12
  • メディア: CD


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前夜

石川智晶さんの作品、ここからミニアルバムが続きます。
というのも、オリジナルアルバムだと制作に2年ほど要するそうで、
最終的に見にアルバムとしてリリースされることになったそうです。
確かに、その方が、リアルタイムの作品が届きますね。

この作品全体を通して感じられるのが、
世の中に蔓延する「人はわかり合えるはずだ」という欺瞞に対するアンチテーゼ。
石川さんご本人が語るように、基本的に人付き合いが得意じゃないそうで、
仕事モードなら全然大丈夫だけど、いわゆる普通の友達付き合いだったち、
女子会とか女子トーク的なものが全くできない、というのは私も全く同じ。
だから石川さんの独特なワールドに親和性を感じているのかもしれないですね。

歌と歌詞がディープなので、5曲だけでも濃密でお腹いっぱいになる1枚です。


青の中の青
舞台「戦国BASARA3 宴弐」のテーマソングで、
自身がこれまで楽曲を担当した戦国BASARAシリーズの集大成的な曲に仕上がっています。
この曲には、揺るぎない己を持つことの強さを猛烈に感じました。
戦国時代なので、皆、死ぬことに躊躇は無くて、ある意味すごくストイック。
そのストイックを極めて、どんどん心の中心に寄っていくと、
ろうそくの青い焔みたいになるんじゃないかな、と石川さんは表現されていました。
つまり、どんどんストイックに、どんどん綺麗になっていくということ。
で、そこには抱えようのない孤独があるってことなのです。なるほど。

石川さんは、「戦国BASARA」では石田三成側の曲を書くことが多いそうです。
愚直に忠義を貫いて、手酷い裏切りに遭って...っていう、
いわゆる馬鹿みたいなことを馬鹿みたいにやっている人物だけれど、
それが崇高に見えることもある。
どうせなら徹底的に愚かに生きたほうがいいし、
そうでなければ家康のようにずる賢く生きればいい。
いずれにせよ、振り切ったほうがカッコイイってことを伝えたいとのこと。

私は想像する
ミュージカル女優の昆夏美さんの1stシングルに提供した曲を、
セルフカバーしました。
昆さんといえば、実写版映画「美女と野獣」の吹き替えもされていますが、
シングル出してたんですね!
昆さんバージョンも聞いてみたいと思いつつ、
こちらのセルフカバー版は、大人な雰囲気を表現するため、
コーラスパートを増やしたりミックス感を出したとのこと。

来世で会いましょう
石川さん自身が体験したエピソードを元に作成された曲で、
物事を始める際は何かを捨てなければならない、ということを唄っています。
こういう時、ありますね。仕切り直しをすることが必要だと思う。
石川さん曰く、「来世で会いましょう」っていうのは、体のいい見切りの言葉。
来世なんて無いんだから、つまり、もう二度と会わないってことで、
持っているもの/やっていることを全て捨ててしまう美しさ、爽快さがあると思う、と。
これ、すごく共感します!!私もよく、もうこの世はいいや、って割り切ることある。
人は、無くすことを極度に恐れるけど、全部を無くしたって人生は終わらない。
むしろ何かを新しく始めるときは、一つ二つ残したままではできないわけで、
そういう摂理が地球上にはある気がする。
もちろん世の中には捨てるのが御法度なものもあるけれど、
全てを捨てたときの気持ち良さを音楽で、フワリと伝えられればいいなぁ、とのこと。
あ~、もうまさにその通り、全部捨てたい!!
だから何となくこの曲聞くとスッキリするんですね。

ちなみにイントロでは、ラテン語風の言葉を重ねるなど、
独特の世界観を構築しています。
「戦国BASARA」シリーズでも、仏教や般若心経の言葉を散りばめていたりされてるので、
石川さんのユニークなところですね。

Natural
石川さんのパーソナルな部分を表現した暴力的な曲だそうです。
確かに、「ナチュラル」っぽさは感じられない。
石川さんが、そのときの気持ちをあまり脈略も考えずに、
そのままナチュラルに書いているってこと。
だからご本人は理解は全然求めていないそうで、感触で伝わる曲なのでしょう。

前夜
舞台「戦国BASARA 宴弐」での石田三成の最期のシーンでの挿入歌。
「孤独」をテーマとしたバラードソングです。
実はスタッフから急遽制作を依頼されたため、
シナリオと稽古の様子をもとに3日で書き上げたという。
この大作をたった3日で!?と鳥肌が立ちました。

アルバムタイトルにもなっている曲ですが、特にリード曲というわけではなく、
偶然だったとか。
それは、この「前夜」というワードの魅力にありました。
例えば受験でいえば合格発表の前夜だったり、運命が変わる岐路を前にした緊張感がある。
この曲は、「戦国BASARA」という戦国武将の物語のために描かれているので、
「生きるか死ぬか」の前夜ですね。
もう少し広い意味でとらえて、「心を失くす=死ぬ」ってことだとすると、
今の時代、自分をやめても割と楽しく生きられる。
ただ、同じ仕事や年齢でも、その人の精神力だったり志の高さによって、
こんなに変わるんだなぁ。でも、結局選ぶのは自分なんだよなぁ。
と実感することがあります。





前夜

前夜

  • アーティスト: 石川智晶
  • 出版社/メーカー: SPACE SHOWER MUSIC
  • 発売日: 2014/03/05
  • メディア: CD


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