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Nice catch the moment!

ナオトさんの4枚目のアルバムは、
過去最もバラエティに富んだ仕上がりです。
ナオトさんは毎回、まだ試していない音楽性にアプローチされているのですが、
今回も本当に様々な音楽ジャンルを複合したユニークなサウンドを展開していて、
まさにオールスターなアルバムです。

introduction~Do whatcha wanna~
イメージはニューヨークの小さなクラブバー。
そこでナオトさんがセッションを始めたような雰囲気で幕を開けます。
ファンキズムと遊び心があふれる粋なオープニング。

Brand new day
ソカの発祥地トリニダードを訪問して、
ナオトさんが生み出したニュータイプのソカ。
同国でジュペというパレードで見た朝日に深い感銘を受け、
改めてインティライミ(太陽の祭り)でありたいと思ったそうです。
そのときを思い出して作詞したとか。

恋する季節
「心がざわめき始めたときに感じる戸惑いや焦りと、
気持ちが弾けるまでの過程、
そして気持ちが弾ける瞬間を切り取りたかった」と語る、
切なさと甘酸っぱさが共存するポップチューン。

I'm chi-zu-ers
ハマル族に刺激を受けて携帯電話やネットの使い方を見直した、
ナオトさんの脱・デジタルな姿勢が歌詞に盛り込まれたナンバー。
音はカントリー、ブルース、ロック、ファンクなんかをちゃんぽん。
曲の終わりで喋っちゃった。

365
ナオトさん自身の身体データが出てくる自己紹介ソング。
2000年から書いているというマイブック(日記)を例に出して伝えたかったのは、
1日も無駄な日はないよということ。
「今日うまくいかなくても巡り巡っていつかのラッキーになる」という考え方も、
ナオトさんのポリシーです。

君生まれし日
オール生演奏による濃淡のついた伴奏で歌う、切ないバラード。
テーマは、別れたあとに初めて迎える元恋人の誕生日につぶやく、
「Happy Birthday to You」
最後の「と」の歌声は、レコーディング時に涙ぐむほど感極まってかすれ声になったそうで、
まさに神テイク!

ナイテタッテ
ソカ風味のビートにアコギがジャカジャカ掻き鳴らされる、
快活なナンバー。
「泣くことは悪いことじゃない。でも泣いてたって笑おうぜ」と、
聴き手の心を快晴にしてくれます。

Ballooooon!!
イメージしたのは昭和のデパートの屋上遊園地だそうです。
懐かしさと現代感覚が絶妙にコラボしたドタバタダンスミュージックで、
今までとは違うタイプのオマットゥリ曲。
底なしに陽気で楽しくて、お子様とも一緒に楽しめますよ!
だけど一瞬「大切なものはなぜ失くしてから気がつく」という
語りのフレーズが入ってくるので、ドキッとしました。
油断できないですね~。

しあわせになるために
すべての人が幸せになる使命を持って生まれてきていると考えるナオトさんが作った、
ハッピーな恋愛を育てる7箇条。
ハープの美しい旋律が印象に残るロマンティックなR&B。

未来スケッチ
未来に向けてなかなか進めない様を赤黄青の信号に例えた、
葛藤克服サポートソング。
「描くのはいつも輪郭から」の部分がメッセージの核。

声をきかせて
映画のサントラ曲に、新たに英語詞による歌とラップをつけた楽曲。
幻想的なサウンドは、ナオトさんの新境地です。
水中をイメージして歌ったというナオトさんの声は、
「せめてあなたの声だけでも聞きたい」と願う男の苦悶を見事に表現しています。

I FEEL IT GOOD
君と僕が絡み合うときに出るあんな音やこんな音も、
メロディーやリズムを奏でてるんだ。
だからその音楽でもっと気持ちよくなろうぜと歌う、
愛の交歓ナンバー。
トランシーなサウンドがエクスタシーを誘います。

Catch the moment
今回の旅先で買ってきた楽器やパーカッション類を、
自ら全部演奏して制作したトラベルソング。
1番はいろんな国の言葉で「ありがとう」を歌っているのですが、
日本語の「ありがとう」がないのは、
それを旅先でなかなか伝えきれない切なさと、
本心からの感謝は今この曲で伝えているんだという思いを表現しています。深い!



Nice catch the moment!

Nice catch the moment!

  • アーティスト: ナオト・インティライミ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・シグマ
  • 発売日: 2013/05/15
  • メディア: CD


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Stranger

源さんの3枚目のフルアルバムです。
このアルバムが発売される前にくも膜下出血で倒れ活動休止、
その後復帰してこのアルバムが発売されたのですが、
当時はビックリしましたね~。

12曲目が終わった後、ジャケットにも記載がないですが、
数秒してから13曲目が始まります。
この隠しトラックの曲名は「Stranger」。
お聴き逃しのないよう!


化物
この曲をレコーディングし終わって、
プレイバックを聴き終えたと同時に、
スタジオの中で源さんが倒れたそうです。
前年に亡くなった大先輩(十八代目 中村勘三郎さん)から、
源さんが昔聞いたお話を元に、
お世話になったその方への尊敬の念を込めて、
作ったつもりなのだそうですが、
源さんご自身が倒れ、手術を終えて退院し、
改めて聞いてみると、自分の歌のように聞こえたとか。
何だか運命的な曲ですね。

ワークソング
いま、この瞬間も世の中のどこかで働いている人達を想像しながら、
曲を作ってくださったそうです。
社会人としてありがたい。
仕事をするときに生まれる、小さなドライブ感を派手に表現したかったそうで。
仕事が順調に進んでいると、お仕事楽しいな~♪って思えてきて、
そんな「良い仕事したな~」気分の時のテンションが再現されていると思います。

夢の外へ
この曲は、割とテレビでも耳にするし、
後にコウちゃんもカバーされてますね。
タイトルは「夢や虚構の中にある、
貴方だけのその大事なものを現実に連れてこようぜ」という意味だそうです。
そこに、ゲーム「ゆめにっき」のイメージと、
源さんのお友達の話を元に、発想を広げて作られたとか。

フィルム
俳優・星野源を感じられる曲だと思います。
虚構と現実を行き来できるのは、
演じる者の醍醐味ですよね。
源さん曰く、スタッフさんが、
陰惨なシーンなのに「もっと怖くできないか」と
ワクワクしながら撮影しているのを観ると、
人間の奥深さを感じるそうです。
これは主題歌となった映画「キツツキと雨」にも当てはまるのだろうな、と思うのですが、
この映画自体には源さんはアーティストとしての参加なんですけど、
俳優もやっている源さんならではの視点なんでしょうね。
映画やドラマの現場が本当に好きなんだなぁ。
映画を見ていなくても曲だけの世界が成立してて、
映画を観た人も、最後に流れた音楽でストーリーの全体を思い出してもらえるような、
映画の雰囲気を感じられるような絶妙なものにしたかった。
そこに、自分の作りたい気持ちや言葉も、ちゃんと入っている。
そのふたつが両立する曲を目指して作ったそうで、
アーティストと役者の両方を生きる源さんならでは。

ツアー
普段、源さんがやらない2つのこと、
車と煙草のことを歌にしました。
源さん曰く、煙草は何かを誤魔化す為に、
吸っているように見えるのだそうです。
私も煙草やらないし、やろうとも思わないです。
車に関してもペーパードライバーなのですが、
そもそも運転すること自体が向いてないことがわかったので、
二度とハンドルは握らないです。

スカート
あまりに忙しかったので、
気がついたら休日の曲ができていたとか。
相当お疲れだったのですね。

生まれ変わり
ゴスペルの高揚感が好きで、
源さんなりのゴスペルを作ろうと思ったのだそうです。
でも、ゴスペルって神様に捧げる歌だと思うのですが、
確かに自分で作ろうとすると馴染みないかも。
ということで、親と子が対象になった、
源さん曰く「遺伝子のゴスペル」。

パロディ
毎日をパロディ化して楽しく生きたい。
あ~、何だかわかりますね。
どんな時も笑っている沖縄の人たちのようになりたいと、
思いながら作られたそうです。
沖縄の人たちのあの独特のマインド、癒されますよね~。

季節
この曲のテーマは「川口のソウルミュージック」ということで、
そう、源さんが小さい頃育った町の曲です。
川口って鋳物の町なんですってね。
最近テレビで知りました。

レコードノイズ
源さんのかなり奥の方まで潜って、潜りすぎて、
静かな錯乱状態で作ったそうです。
源さんご自身、なぜこんな歌詞になったのか全然憶えてないのだそう。

知らない
とある2人に向けて作った歌。
人はどれだけ経験しても、勉強しても、どれだけ物知りでも、
「知らない」ことがなくなることはないと思います。
それはいつまでも新鮮に生きていられる、
希望のようなものだと思います。
という源さんのコメントですが、深い!そして納得!
知識欲がなくなったら、人は死んでしまうのではないかと思っています。

ある車掌
「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたアニメーションの、
エンディングテーマとして作られました。
「ある車掌」=銀河鉄道を運転している車掌のことになりますが、
もし行き先が分からないまま運転しているとしたら、
それは、いま自分たちが生きているのと同じようなものだと。
人生を銀河鉄道になぞらえるのは良いですね。
「銀河鉄道の夜」、読みたくなったな。



Stranger

Stranger

  • アーティスト: 星野源
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2013/05/01
  • メディア: CD


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