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Stranger

源さんの3枚目のフルアルバムです。
このアルバムが発売される前にくも膜下出血で倒れ活動休止、
その後復帰してこのアルバムが発売されたのですが、
当時はビックリしましたね~。

12曲目が終わった後、ジャケットにも記載がないですが、
数秒してから13曲目が始まります。
この隠しトラックの曲名は「Stranger」。
お聴き逃しのないよう!


化物
この曲をレコーディングし終わって、
プレイバックを聴き終えたと同時に、
スタジオの中で源さんが倒れたそうです。
前年に亡くなった大先輩(十八代目 中村勘三郎さん)から、
源さんが昔聞いたお話を元に、
お世話になったその方への尊敬の念を込めて、
作ったつもりなのだそうですが、
源さんご自身が倒れ、手術を終えて退院し、
改めて聞いてみると、自分の歌のように聞こえたとか。
何だか運命的な曲ですね。

ワークソング
いま、この瞬間も世の中のどこかで働いている人達を想像しながら、
曲を作ってくださったそうです。
社会人としてありがたい。
仕事をするときに生まれる、小さなドライブ感を派手に表現したかったそうで。
仕事が順調に進んでいると、お仕事楽しいな~♪って思えてきて、
そんな「良い仕事したな~」気分の時のテンションが再現されていると思います。

夢の外へ
この曲は、割とテレビでも耳にするし、
後にコウちゃんもカバーされてますね。
タイトルは「夢や虚構の中にある、
貴方だけのその大事なものを現実に連れてこようぜ」という意味だそうです。
そこに、ゲーム「ゆめにっき」のイメージと、
源さんのお友達の話を元に、発想を広げて作られたとか。

フィルム
俳優・星野源を感じられる曲だと思います。
虚構と現実を行き来できるのは、
演じる者の醍醐味ですよね。
源さん曰く、スタッフさんが、
陰惨なシーンなのに「もっと怖くできないか」と
ワクワクしながら撮影しているのを観ると、
人間の奥深さを感じるそうです。
これは主題歌となった映画「キツツキと雨」にも当てはまるのだろうな、と思うのですが、
この映画自体には源さんはアーティストとしての参加なんですけど、
俳優もやっている源さんならではの視点なんでしょうね。
映画やドラマの現場が本当に好きなんだなぁ。
映画を見ていなくても曲だけの世界が成立してて、
映画を観た人も、最後に流れた音楽でストーリーの全体を思い出してもらえるような、
映画の雰囲気を感じられるような絶妙なものにしたかった。
そこに、自分の作りたい気持ちや言葉も、ちゃんと入っている。
そのふたつが両立する曲を目指して作ったそうで、
アーティストと役者の両方を生きる源さんならでは。

ツアー
普段、源さんがやらない2つのこと、
車と煙草のことを歌にしました。
源さん曰く、煙草は何かを誤魔化す為に、
吸っているように見えるのだそうです。
私も煙草やらないし、やろうとも思わないです。
車に関してもペーパードライバーなのですが、
そもそも運転すること自体が向いてないことがわかったので、
二度とハンドルは握らないです。

スカート
あまりに忙しかったので、
気がついたら休日の曲ができていたとか。
相当お疲れだったのですね。

生まれ変わり
ゴスペルの高揚感が好きで、
源さんなりのゴスペルを作ろうと思ったのだそうです。
でも、ゴスペルって神様に捧げる歌だと思うのですが、
確かに自分で作ろうとすると馴染みないかも。
ということで、親と子が対象になった、
源さん曰く「遺伝子のゴスペル」。

パロディ
毎日をパロディ化して楽しく生きたい。
あ~、何だかわかりますね。
どんな時も笑っている沖縄の人たちのようになりたいと、
思いながら作られたそうです。
沖縄の人たちのあの独特のマインド、癒されますよね~。

季節
この曲のテーマは「川口のソウルミュージック」ということで、
そう、源さんが小さい頃育った町の曲です。
川口って鋳物の町なんですってね。
最近テレビで知りました。

レコードノイズ
源さんのかなり奥の方まで潜って、潜りすぎて、
静かな錯乱状態で作ったそうです。
源さんご自身、なぜこんな歌詞になったのか全然憶えてないのだそう。

知らない
とある2人に向けて作った歌。
人はどれだけ経験しても、勉強しても、どれだけ物知りでも、
「知らない」ことがなくなることはないと思います。
それはいつまでも新鮮に生きていられる、
希望のようなものだと思います。
という源さんのコメントですが、深い!そして納得!
知識欲がなくなったら、人は死んでしまうのではないかと思っています。

ある車掌
「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたアニメーションの、
エンディングテーマとして作られました。
「ある車掌」=銀河鉄道を運転している車掌のことになりますが、
もし行き先が分からないまま運転しているとしたら、
それは、いま自分たちが生きているのと同じようなものだと。
人生を銀河鉄道になぞらえるのは良いですね。
「銀河鉄道の夜」、読みたくなったな。



Stranger

Stranger

  • アーティスト: 星野源
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2013/05/01
  • メディア: CD


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