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僕とシッポと神楽坂 2

今回は一話完結のエピソードが4篇なのですが、
どれも全部考えさせられる、勉強になるものでした。

5話「仔猫と娘っコ」
半玉のすず芽ちゃんが、コオ先生のところで保護された仔猫を迎えたいという話。
残念ながらすず芽ちゃんのマンションはペット禁止。
集合住宅でぶつかる問題ですね。
ただ、どうやら規約改正の動きがあってペット解禁になりそうだけど、
ひとりだけ頑なに反対している住民がいるそう。
そこでコオ先生も専門家としてひと肌脱ぎます。

集合住宅ってどうしてもいろんな人がいて当たり前なんですけど、
こういう風に理解を求めていくものなんだな、
というのが学びになりました。
私は集合住宅に住んでるわけじゃないですが、
猫を連れて公共の場所を通ることもあったりして、
そんな時に周りの視線とか、いろんなこと考えるんですよね。
なんかそれと似てる気がします。

このお話では、頑なに反対しているその人が、何を抱えているのか。
その人に寄り添うことができたのが、素敵でした。


6話「フレンチわんこ」
これはチャーミングなお話ですね。
フランス人のブノワさんは洋犬(フレブル?)を飼っているのですが、
ハチ公に憧れていて、日本犬を迎えようとする。
ある時、ショップで惚れ込んだ日本犬をトライアルで連れ帰るのですが、
先住犬との相性が悪く、断念することに。。。

猫もそうですけど、西洋の品種はどうもクールな印象ありますよね。
でも彼らには彼らなりの流儀で忠誠心もあるようですよ。

しかし、神楽坂とフランスの街並みは似たような雰囲気があるとのことで、
おしゃれな街なんですねー、神楽坂。ますます行ってみたくなりました。


7話「カナメの家」
これはもうダメでした。ボロ泣きです。
ペットと暮らす者として、いつかペットを看取ることになるのは覚悟してるつもりですが、
逆にペットを置いて逝くのは、それもまた辛いですね。


8話「貸しと借り」
コオ先生の少年時代の同級生、名倉君の登場です。
地元で開業していると、こういう再会もありますね。
名倉君とコオ先生、仲が良かったわけじゃなく、
コオ先生は名倉君に対して苦手意識を持っていたようです。
そんな名倉君は和菓子屋の跡取り息子で、若旦那となっていました。
メス犬のワグリちゃんを飼っていて、コオ先生のところに受診します。

コオ先生と名倉君の少年時代、とある巡り合わせのエピソードですが、
それはコオ先生が獣医師になるきっかけを作ったものでもありました。
そういう意味では、コオ先生を獣医にしてくれた名倉君にも感謝です。



僕とシッポと神楽坂(かぐらざか) 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)

僕とシッポと神楽坂(かぐらざか) 2 (マーガレットコミックスDIGITAL)

  • 作者: たらさわみち
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2014/07/25
  • メディア: Kindle版


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ベルセルク 37

海賊がいるところに人魚あり、
という気がしてるんですよ。
パイレーツにしかり、ピーターパンもそうですよね。
今回のベルセルクでも、人魚たちに救われます。
まさに王道ファンタジーじゃないですか!!

今回もガッツは海神相手に大激闘!
何とか撃退することができたのですが、
海神の体内に閉じ込められてしまう…。
そんなガッツを救出するために、人魚たちが力を貸してくれました。


こうして妖精島への旅が再開!
ガッツは身体を休めながらも、思い悩む。。。
果たしてキャスカを元に戻すことが、彼女のためになるのか?
キャスカが壊れてしまったのも、大きなトラウマへの防衛手段だとすると、
確かに考えちゃうところがありますよね。

そんな中、キャスカに懐いていた謎の少年が姿を消してしまう。
シールケは、あの少年は「妖精の使い」もしくは、
「花吹雪く王」の化身なのでは?と推測するのですが、果たして…。


ここで、本編がひと段落したところで、とあるガッツの過去エピソードが公開されます。
「遠い日の春花」と題した3話で、
ガッツが鷹の団に入る前の、傭兵だった時の話。
少年時代のガッツの話がまだあったんですね~。

子爵の城に囚われてしまうのですが、
その牢内で「チッチ」という花の精に出会います。
地面に生えてた薺を模した妖精なんですけど、そのやり取りが何とも暖かくて。
パックとのやり取りとも近しいものがあるんですけど、
ベルセルクって、こんなダークな世界観なのに、
時折こういう癒しが出てくるのがたまらないんですよね。
ガッツの根底にある優しさがにじみ出る気がする。

ただ、このお話もかなり切ない話でして、
そう簡単にハッピーエンドにはさせてくれないですね。。。
こういう痛みを積み重ねて、ガッツは立っているんだな、
というのがわかるエピソードです。


一報、リッケルトとエリカのもとにも魔の手が迫るのですが、
新生・鷹の団に救われる。
その中で、かつてのラバン将軍とリッケルトが再会します。
その時、自身が元鷹の団の団員であることを明かしたリッケルトが、
かつての鷹の団の紋章を見せるところがあって、
まだ持ってたんだねぇ~!っと、妙に興奮してしまいました。

世界は変わってしまったけれど、果たしてこれから人類はどうなっていくのか?
物凄いスケールで気になっています。



ベルセルク 37 (ヤングアニマルコミックス)

ベルセルク 37 (ヤングアニマルコミックス)

  • 作者: 三浦建太郎
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2016/06/24
  • メディア: Kindle版


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