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ポルノグラフィティ

バンド名がアルバムタイトルになった、いわゆるセルフタイトルのアルバムです。
シングル曲が1曲しかなく、アルバムの収録曲数自体も少な目なのですが、
これは晴一さん曰く、45分という凝縮された収録時間にこだわったそうです。
私見ですが、いろんな曲があり、テーマ性のある曲も多いので、
あまり短いという感じはしないですけどね。

リンク
唯一のシングル曲であり、このアルバムのリードシングル。
昭仁さんがデビュー後から現在までに至る「自分たちのやりたいことは何か」を、
晴一さんと話し合いながら制作した曲で、「探求」や「つながり」がテーマ。

空蝉
シングルやアルバムに入れることを考えず、自由に制作した曲だそうで、
その結果なのか、テンポチェンジが激しい曲になりました。
「空蝉」というタイトルから、こんなに激しい始まり方をすつのは予想外だったんですけど。
スローテンポになった時はイメージ通りで、変化が楽しめます。

ウォーカー
着々と歩み続けるような、ミディアムテンポの曲。
晴一さんらしい、生活感に密着した歌詞が面白いです。
確かに、賞味期限の切れる夜の0時に何が起こるのかといったら、
その瞬間に急にダメになってしまうわけじゃない。
そうやって、結構賞味期限過ぎても食べたり飲んだりしちゃう。
結局いつまでがセーフで、いつからがアウトになるかなんて、個人次第。

ベアーズ
野球を題材にした曲で、「ベアーズ」とは架空の野球チームの名称です。
二人とも生粋のカープファンですからね。
野球の試合場面がリアルに浮かんでくるような歌詞で、青春だな~って思います。

農夫と赤いスカーフ
「ベアーズ」の住む街の様子を歌った曲。
広大な土地と日差しが似合う、のどかな街のようですね。
都会とは対照的な風景。
この街には後にロックバンドがやってきます。

鉄槌
詞は、晴一さんが山崎豊子の「白い巨塔」「二つの祖国」を読んでいた時に書いたそうで、
2時間もののサスペンスドラマを見ているような、重々しいワードが並んでいます。
曲自体もかなり重厚感があって、ズシッズシッと響きます。
まるで鉄槌で打たれるかのように。

Light and Shadow
私も今までずーっとさなぎのままで、羽化したことない人生だと思う。
さよならしたいな。
最近になって、眠った未来を見つめ直していて、
ちょっとずつですが、また磨き始めています。
すぐに羽ばたけなくても、続けることが大事なんだと思う。

My 80's
今作唯一の打ち込みの曲で、昭仁さんのイメージの80年代風アレンジのナンバーです。
歌詞にも80年代の様子が描かれていて、同世代には共感できるんだろうな。
あいにく私は80年代生まれなのでリアルに体験していないのですが、
私が生まれた頃はこんな時代だったんだなぁ。

ロックバンドがやってきた
「ベアーズ」の住む街に「ロックバンドがやってくる」という、
街にとってはちょっとした事件なんですが、面白おかしく歌ってます。
都会からロックバンドがやってくるなんて言ったら、町中はそれはもう大騒ぎ。
町長も祝辞をとちっちゃうよ。
めったにないイベントに、みんなが熱狂する姿を想像すると、つい微笑ましくなります。

Please say yes, yes, yes
すごく必死さが伝わってくるのですが、
ここまでくると本当にYESと言ってもらえたらいいなって、
密かに応援したくなります。

そらいろ
昭仁さんが「アルバムの最期に入れられる曲」を想定して作った曲は、
故郷を歌った曲となっています。
二人がこんなにビッグになるとは、因島の皆様もさぞかし嬉しいことでしょう。
ポルノのお二人も、ちゃんと故郷のことを忘れずに大事にしているところが素敵です。



ポルノグラフィティ

ポルノグラフィティ

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: SME Records
  • 発売日: 2007/08/29
  • メディア: CD


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僕はまだ何も知らない。

名前の漢字表記が「智晶」になって初のアルバム。
この頃は今のような衣裳ではなく、まだナチュラルでした。
アニメ作品「ぼくらの」に使われた楽曲が多く収録されています。

Vermillion
「ぼくらの」後期エンディングテーマです。
何故シングルカットされなかったのかというくらい、壮大な名曲だと思うのです。
生きるということへの情熱を感じられる。
生きたくても生きられない人もいる。
今年、復活する希望を持ちながらも亡くなってしまった、
祖父のことを思い出しました。
今ある生命をおざなりにしてはいけない。

ロストイノセント
「ぼくらの」総集編の挿入歌でした。
優しく包み込んでくれるような柔らかい歌声と、
透き通るような旋律で、心が洗われます。

アンインストール
アニメ「ぼくらの」のオープニングテーマであり、作品のために書き下ろされました。
「アンインストール」とは、今やスマホを持ってると聞き馴染みのある言葉になりましたが、
ソフトウェアなどのプログラミングシステムを「削除する」という意味で、
作中に登場するパイロット達が次々と命を失っていく様子を例えています。
出だしのコーラスが印象的で、一度耳にするとなかなか離れません。

ミスリード
独特なメロディのサビがクセになって、何度も聞きたくなってしまう。
石川さんの凛とした歌声もまた他の曲の雰囲気と違って、とても惹かれます。

美しければそれでいい
アニメ「シムーン」のオープニングテーマ。
PVは「シムーン」の要素ともなっている「少女同士の恋愛」を想起させる内容でしたが、
曲自体も「美しい」とか女性らしいワードが散りばめられています。


GyaOで配信されたWebアニメ「幕末機関説いろはにほてと」の挿入歌。
(ちなみに同作品のオープニングテーマはFJYの「荒野流転」)
珍しく、ピアノの音色を前面に出したバラードナンバーです。
アニメイト限定シングルとして発売され、一般流通ではないのですが、
オリコンチャートへのランクインも果たしたそうです。
涙がはらはら落ちるような儚い旋律で、涙を誘います。

僕の空に季節はずれの雪が降る
私も重ねてきた暗い過去が重くのしかかっていて、
結局その呪縛から抜け出せないんだなって時々思います。
もちろん今までの人生が全て暗いものだけではないのだけど、
その出来事があまりにも大きすぎて。
そういう暗い過去を背負う自分と、全く別の自分と、二つの人生を歩めたらって思う。
やっぱり過去はどうしても消えることはないから。
ならばいっそ違う人になってしまいたいって。

house
植物や動物を育てることは、小さな子にとってとても大きな影響があると思います。
毎日水をあげても枯れてしまったり、思うように育たなかったり。
こうやって失敗を繰り返しながらも、愛情形成に大いに役立つと思うのです。
動物は愛情深く接することで、愛情が芽生えます。
私はこの歳になって猫が増えて、家の中がだいぶ賑やかになりました。
動物は家族。

Little Bird
「ぼくらの」前期エンディングテーマ。
優しいハープの色にのせて歌う、みずみずしい曲です。
100%癒しの曲。

水槽の中のテトラ
まるで水槽の中にいるような気分になれる、今の時期にピッタリの曲。
水族館とか水槽とか見てると、段々吸い込まれるような気分になって、
涼しさを味わうことができるのがたまらない。
だから私は水族館が好きなのです。
水の揺らぎってどうしてあんなに癒されるんでしょうね。

アイルキスユー
アルバムタイトルの「僕はまだ何も知らない」というフレーズは、
この曲の歌詞の中に登場します。
永遠のお別れをした兄弟の曲。
オルガンの音にのせて、教会で聞いてるような雰囲気です。
「星になって、見つけやすいオリオン座の近くにいてくれよ」っていうのが、
心を打たれました。



僕はまだ何も知らない。

僕はまだ何も知らない。

  • アーティスト: 石川智晶,西田マサラ
  • 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
  • 発売日: 2007/08/22
  • メディア: CD


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タグ:石川智晶
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