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剣と楓

前作から1年半ぶりのアルバムは、初のオールセルフプロデュース。

青い鳥
生々しさと美的な世界観を併せ持つ楽曲。
「青い鳥」というファンタジックなアイテムに対し、
無機質なアコギの組み合わせが、鬼束さんらしいとも言える。

夢かも知れない
切ない歌詞がぐっとくる。
それでいて、曲は優しいミディアムナンバーなのがまた、
切なさを増しています。

EVER AFTER
疾走感あって、爽やかに、前向きになれる曲。
ないものねだりするよりも、今あるものを大事にしよう。
「宝物」というワードが印象的でした。

IRIS
素朴で、ちょっと荒っぽい感じのロック、
わりと鬼束さんが得意とするところだと思います。
ちょっとかすれる声の感じがまた良いんですよね。

僕を忘れないで
鬼束さんの王道のような、3拍子のミディアムナンバー。
タイトルにもありますが、「僕を忘れないで」というワードのリフレインで、
切々と伝わってきます。

An Fhideag Airgid
スコットランド民謡で、邦題では「銀の笛」というそうです。
歌詞はわからないけど、ものすごく頭の中でループする。
さすがは歌い継がれる民謡です。

SUNNY ROSE
こちらもどこかの民謡かと思ったら、オリジナル曲でした!
アイリッシュな感じが本物っぽい。
全編英語詞なので、ブックレットに対訳があるのですが、
人々を鼓舞するような、雄々しいものでした。

NEW AGE STRANGER
全編英語詞。
印象的なテクノの音で散りばめられた、ポップなテクノロック。
個人的には80年代のアメリカみたいな、懐かしい感じもしました。
バック・トゥ・ザ・フューチャーとかね。近未来感出てます。

CANDY GIRL
男性目線の歌詞なのですが、お相手の女性(=CANDY GIRL)は、
相当魅力的なのでしょうね。
爽やかなサウンドで、むしろピュアに感じます。

罪の向こう 銀の幕
シンプルなサウンドで奏でるミディアムナンバー。
重みのあるワードの並んだ歌詞。
これぞ、鬼束さんがデビュー当初から持ち合わせている世界観だと思います。
曲の幅が広がっても、こういう原点的な曲も作ってくれるのが嬉しい。

WANNA BE A HAPPY WARRIOR
全編英語詞なのですが、対訳を見た時に、すごくしっくりきました。
私たちは幸せな戦士になりたいのだと。
タイトルの直訳にもなりますけどね。
何でこんなに一生懸命生きてるんだって思った時に、こういうことなんじゃないかと。
アコースティックサウンドとメッセージ性は、まるで洋楽のようだな、と思いました。

琥珀の雪
繊細なサウンドの、綺麗なバラード。
アウトロで入る吐息も、まるで結晶になるかのような、透き通った空気感。
雪が溶ける春先に、ぜひ聞いてほしいです。



剣と楓

剣と楓

  • アーティスト: 鬼束ちひろ
  • 出版社/メーカー: フォーライフミュージックエンタテイメント
  • 発売日: 2011/04/20
  • メディア: CD


1.青い鳥 https://youtu.be/cjEzUKoAYyk
2.夢かも知れない
3.EVER AFTER
4.IRIS
5.僕を忘れないで
6.An Fhideag Airgid
7.SUNNY ROSE
8.NEW AGE STRANGER
9.CANDY GIRL
10.罪の向こう 銀の幕
11.WANNA BE A HAPPY WARRIOR
12.琥珀の雪
タグ:鬼束ちひろ
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