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エクリプス/トワイライト・サーガ

トワイライトシリーズは、
もはやサントラで音楽を楽しむ方が大きくなっているのですが…。

一応、あらすじ的なものを書いておきます。
今回の主題となるのは、ベラの「決断」。
前作「ニュームーン」で、互いのためなら命さえ惜しくない純愛を
確認したエドワードとベラ。
そんな一途なベラをカレン家も迎え入れるムードとなり、
エドワードはベラに、
「高校を卒業してベラが18歳になったら結婚しよう」と提言。
これは人間をヴァンパイアに変えてしまうことへの、
エドワードなりの罪悪感とけじめの声明だったが、
ベラは「結婚なんて形式的なもの」と違和感を隠せない。
そこに、前作でエドワード不在時に精神的に不安定なベラを支えたジェイコブが、
「僕を選べば、君は人間のままなんだよ」と猛追をかける。
一触即発状態の狼族であるジェイコブに、エドワードは敵意を抱くが、
しかし同時に彼はジェイコブの主張の正当性も心の底では認めていた。

このままエドワードと突き進んでほしかった私としては、
この三角関係でちょっとついていけなくなってしまったのですが…。

その一方では、仲間をエドワードに退治されたことに怨みを持つ
凶暴な女ヴァンパイア、ヴィクトリアが新たなヴァンパイアを率い、
次々と怪事件を起こした。
その魔の手は高校の卒業式を終えたベラに襲いかかろうとしていた。
カレン家と狼族はベラを守るために手を組むことになる…。

この争いが激しくなるところで、私のモードが変わってしまったんでしょうね…。
ともあれ、今回も音楽はハイセンスなものばかりでした!


METRIC/ECLIPSE(ALL YOURS)
カナダの4人組バンド、メトリック。
タイトル曲ということもあるが、
「私はあなたのもの」と女性の純愛を捧げた歌詞の内容が、
ベラの心情を見事に代弁しています。
映画でもエンド・クレジットの1曲目という大事なところで流れます。

MUSE/NEUTRON STAR COLLISION(愛は永遠に)
トワイライトシリーズで唯一、これまでの3作全てに参加しているアーティスト。
荘厳にして華麗なロマンティシズムを、エッジをもって表現出来るバンドで、
おかげで私もミューズの魅力にハマリました。
今回の曲は、本作のために録り下ろした新曲。
伝説のバンド、クイーンを彷彿とさせる絢爛さを感じさせます。

THE BRAVERY/OURS
ニューヨークの5人組エレクトロ・ロック・バンド。

FLORENCE + THE MACHINE/HEAVY IN YOUR ARMS
2009年にデビューして以来、
本国イギリスでは1年近くトップ10に居座るロングセラーを記録している、
ロック・ディーヴァ、フローレンス・ウェルチのバンド。
ロックンロールもフォーキーな曲もダンス・ナンバーも、
何でもこなせる器用な彼女ですが、
ここではこれまでの彼女以上に情熱的で荘厳な一面を発揮。
サビでのスケール感溢れるハイトーンの伸びは圧巻。

SIA/MY LOVE
揺れ動くベラの心情に合わせたかのように、
今回は個性的な女性シンガーの参加が目立ちます。
Siaもそのひとり。
艶やかさと力強さに溢れるソウルフルなヴォーカルに耳を奪われます。

FANFARLO/ATLAS
ロンドンを拠点に活動する5人組。
フォークをベースにしたサウンドに、
ロックやエレクトロに工夫をこらしたサウンドが特徴。

THE BLACK KEYS/CHOP AND CHANGE
オハイオ州出身のブルース・ロック・バンド。
メンバーがわずか2人というのが信じられない、
パワフルで多彩な演奏が持ち味。

THE DEAD WEATHER/ROLLING IN ON A BURNING TIRE
2人組ガレージ・ブルース・ロック・バンドのパイオニア、
ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが、
ザ・キルズのアリソン・モシャートらと組んだスーパーグループ、
ザ・デッド・ウェザー。
ダーティで不穏な匂いがセクシーなバンドですが、
この曲でもジャックとアリソンの声の絡みが何とも妖艶。

BECK AND BAT FOR LASHES/LET'S GET LOST
今作の中でベストに押す声も多い名曲。
歌うのは、90年代以来アート系のカリスマとして君臨するベックと、
ロバート・パティンソンもお気に入りの、
イギリスの神秘的な女性シンガー・ソングライター、バット・フォー・ラッシェズ。
「ビョークの後継者」の呼び声も高い浮遊感漂うバット・フォー・ラッシェズの声とサウンドが、
クリエイターとしてのみならずじっくり聴かせるシンガーとして熟成を増してきた
ベックと絡み合う様は、浮き世離れした美しさがあって、
エドワードとベラの愛を最高の形で祝福しているかのよう。

VAMPIRE WEEKEND/JONATHAN LOW
「草食系インディ・バンドの代表」として脚光を浴びている、
コロンビア大学の秀才たちによるプレッピーでスマートな4人組、
ヴァンパイア・ウィークエンド。
世代的にも、ティーンの世界観である本作にピッタリ。

UNKLE/WITH YOU IN MY HEAD(FEAT.THE BLACK ANGELS)
90年代のトリップ・ホップを牽引したジェームス・ラヴェルと、
DFAの片割れとしてニューヨークのエレクトロ・サウンドを牽引した
ティム・ゴールドワーシーが90年代から展開を始めたユニット。
(ティムはその後脱退している)
テキサス出身のバンド、ザ・ブラック・エンジェルズをフィーチャリング。
こういう渋いところがくるのも、またセンスの良さを感じる。

EASTERN CONFERENCE CHAMPIONS/A MILLION MILES AN HOUR
フィラデルフィア出身のインディ・バンド。
イギリスの名バンド、ザ・ヴァーヴを彷彿させるような、
重厚なサイケデリック感覚を持ったバンドです。

BAND OF HORSES/LIFE ON EARTH
彼ららしい、さわやかさと渋味が絶妙にブレンドされた、
アーシーかつフォーキーなナンバー。

CEE LO GREEN/WHAT PART OF FOREVER
元はヒップホッパーで入道のようなイメージが一切吹き飛んでしまうかのような、
ネオアコやUKロックにさえ通じる、爽やかなギター・ポップ・ナンバー。

HOWARD SHORE/ジェイコブのテーマ
最後の曲をボーカルなしのスコアで締めくくるのが、
このシリーズのサントラの流儀となっています。
今回その役を務めるのは、なんと大御所ハワード・ショア!
あのロード・オブ・ザ・リング三部作をはじめ、
数多くの傑作映画で辣腕を振るってきた巨匠です。
届かぬ思いにやりきれない思いを抱くジェイコブの、
辛い胸の内を彩ったセンチメンタルな旋律。


ここからの2曲はボーナストラック。
今回は、日本限定ではなく、アメリカの限定盤に準じることになりました。

BATTLES/THE LINE
ニューヨークを拠点に活躍するバンド、バトルス。
ミニマル(繰り返し)のグルーヴを多用する
実験的なポスト・ロック・サウンドで注目されました。

BOMBAY BICYCLE CLUB/HOW CAN YOU SWALLOW SO MUCH SLEEP
イギリスで2009年にデビューを飾ったロンドンの4人組バンド。
アメリカのインディ・バンド寄りのギター・バンドとして注目されたが、
2ndアルバムではフォーク・サウンドへ華麗に進化。
この曲はそんな彼らの進化の過程をとらえたような1曲。



オリジナル・サウンドトラック エクリプス/トワイライト・サーガ

オリジナル・サウンドトラック エクリプス/トワイライト・サーガ

  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2010/10/13
  • メディア: CD


1.METRIC/ECLIPSE(ALL YOURS) https://youtu.be/Lx9rIOcSAXc
2.MUSE/NEUTRON STAR COLLISION(愛は永遠に) https://youtu.be/MTvgnYGu9bg
3.THE BRAVERY/OURS
4.FLORENCE + THE MACHINE/HEAVY IN YOUR ARMS https://youtu.be/V_eOmvM-4zc
5.SIA/MY LOVE
6.FANFARLO/ATLAS
7.THE BLACK KEYS/CHOP AND CHANGE
8.THE DEAD WEATHER/ROLLING IN ON A BURNING TIRE
9.BECK AND BAT FOR LASHES/LET'S GET LOST
10.VAMPIRE WEEKEND/JONATHAN LOW
11.UNKLE/WITH YOU IN MY HEAD(FEAT.THE BLACK ANGELS)
12.EASTERN CONFERENCE CHAMPIONS/A MILLION MILES AN HOUR
13.BAND OF HORSES/LIFE ON EARTH
14.CEE LO GREEN/WHAT PART OF FOREVER
15.HOWARD SHORE/ジェイコブのテーマ
16.BATTLES/THE LINE
17.BOMBAY BICYCLE CLUB/HOW CAN YOU SWALLOW SO MUCH SLEEP https://youtu.be/MgvBmEmtF-I
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