SSブログ

誰も教えてくれなかったこと

前作から約2年ぶりにリリースされたアルバム。
レコーディングは主にアイルランドで行われ、
ジャケットやPVも現地で撮影されました。
清々しい雰囲気がとても素敵です!


Prototype
ガンダムシリーズのテーマソングに採用されたので、知名度も高いでしょう。
タイトルは「使い捨て」という意味。
「プロトタイプ」というワード自体は、ガンダムの作品の中でよく出てくるとは思いますが。
石川さんはなぜか、「ガンダムOO」にはこの言葉しか浮かばなかったそうです。
私の知ったかぶりなガンダムのイメージといえば、
「絶えず戦っていて逃げられない。宿命とも呼べるような戦いから避けられない」
そこには「使い捨て」にされる者たちの悲しみがあって、そんな言葉たちをぶつけているのかな、と。
だからガンダムのテーマソングとして、しっくりくるんだな!と妙に納得しました。

宿命感や重苦しさが漂う中、抜群に胸打たれた箇所が。
大サビに行く前のパートで、「考えない…考えない…」ともがいている部分なのですが、
まるで台詞のように、息づかいまでもそのまま表現されている歌い方で、鳥肌が立ちました。

今回はアルバム用にリアレンジされているのですが、
イントロの繊細なピアノソロにも心打たれました。

砂の上のドルフィン
世界の本質を問うような、壮大で深い曲なのです。
この世界は選ばれた者ばかりが作った訳じゃないのですが、
どうしても、自分のいる場所に違和感を感じてしまうことがある。
私もそうやって転々としてきた人生だったかな。
今の場所はちょっと背伸びしていて、お門違いなところもあるのかもしれないけど、
自分らしく、頑張ってみたいと思います。

squall
私はもう石川さんの言葉のスコールに、打たれっぱなしなのですが。
洗練された言葉の羅列はまるでスコールのように降り注ぎ、圧倒されます。
それは普段使わない言葉のチョイスだったりするんだけど、
「こういうことを言いたかった!」という言葉ばかり。

クラウディ
曇り空のような晴れない心模様。
こういう時には落ち着いて、自分の気持ちと向き合うことが必要。
そういう内省の効果がある曲だと思います。

落涙
アニメ「戦国BASARA」の挿入歌になった、和テイストのバラード。
戦国時代に生きた侍の心意気や生き様、それらに想いを馳せる者たち。
これはしみじみと沁みる。

Shylpeed ~シルフィード~
民族音楽のような聞き慣れないエキゾチックな音色が響き、
どこか異国情緒が漂うような曲です。
それこそジャケットのような、広い草原に響き渡りそう。

49scale
激しく刻みこまれる打ち込みのリズムが際立つ。
いろんな動物が出てくる歌詞が面白いです。

First Pain
「生きること」をテーマに作られた曲。
サビの最後に「生きて」をなかば叫ぶように何度も歌う部分があるのですが、
シンプルながら強烈なインパクトがあります。
どちらかというと大人よりも子どもたちに聴かせたい歌詞だと思います。
よく夏休み明けの投稿初日に自殺する子どもたちが増えると言いますが、
そんな子どもたちに是非。

Blue Velvet
物語の鍵となるアイテムが「青い膝かけ」。
色覚と触覚の印象が強く残る。
映像が浮かんできました。

誰も教えてくれなかったこと
タイトル曲ですが、もともとは先に発売されたシングル、
「First Pain」のカップリング曲でした。
アルバムのタイトルになるくらい、キャッチ―なタイトル。
静かなオルゴールのような音色に、語り掛けるような石川さんの声がのります。

太陽
風のような石川さんが、太陽をどう表現するのか興味があったのですが、
エネルギッシュなデジタルサウンドが、太陽のエネルギーとリンクするような気がします。

1/2
タイトルは「はんぶん」と読みます。
アニメ「逮捕しちゃうぞ」のエンディングテーマに器用された曲で、
主人公2人の友情をテーマに、歌詞が制作されました。
心の奥底で信頼できるパートナーであり親友、
女だとなかなかそういう関係をつくるの難しいから憧れます。



誰も教えてくれなかったこと

誰も教えてくれなかったこと

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: JVCエンタテインメント・ネットワークス
  • 発売日: 2009/09/30
  • メディア: CD


1.Prototype ~Album version
2.砂の上のドルフィン
3.squall
4.クラウディ
5.落涙
6.Shylpeed~シルフィード~
7.49scale
8.First Pain
9.Blue Velvet
10.誰も教えてくれなかったこと
11.太陽
12.1/2
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。