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新世紀エヴァンゲリオン 11

アニメでも有名な、カヲルとの決着をつける巻です。
アニメと違うのは、カヲルの登場する長さ。
アニメではたった1話しか登場しなかったカヲルですが、
コミックでは結構なボリュームを割かれています。

また、シンジとカヲルの関係性も全然違う。
アニメではカヲルに対してベタベタと依存的な反応を示したシンジでしたが、
コミックでははっきりと不信感を抱いて口にする。
まぁ、これが普通の子の反応だと思うけどね。

そんなシンジを試すかのように、カヲルはミッションを遂行する。
カヲルは人の形をした使徒だったのです。
これはもうネタバレというか、あまりに有名な話なので、もういいですね。
ちなみにアニメのサブタイトルにもなり、コミックのサブタイトルの中にも使われた
「最後のシ者」という言葉には、いろんな意味が含まれていると言われています。
「シ者」は「使者」だったり「死者」だったり。
あと、2文字の自体をよく見てくっつけると、「渚」という一文字になります。

そうしてゼーレが直接送り込んできた使徒は、ターミナルドグマへとたどり着く。
そこに幽閉されているリリスとカヲルが接触すれば、全ての生命が滅び、
サードインパクトが起こる。
それを阻止するために向かったのは、シンジの乗る初号機だった。
いくら使徒とはいえ、カヲルのことを好ましく思ってないとはいえ、
人の形をしたモノを手にかけたくない。
かといって、サードインパクトを起こさせるわけにもいかない。
シンジにとっては辛い選択です。
というか、こんな大変なことをたった14歳の少年に選ばせるなんて!

だけどカヲルは、シンジに自分を殺してもらいたいと願う。
自分の意思で自らの死の形を選べることだけが、
カヲルに唯一残された絶対的な自由であったから。
そしてかの有名な、初号機がカヲルをしめ殺すシーンへとつながる。
コミックでは、優しく包み込むようにカヲルをしめ殺す。
その感触を手のひらに残し、忘れられないように。

こんな思いを抱えて、シンジはこれからどうやって生きていくのか?
ここまでして守った未来に意味はあるのか?

カヲル曰く、サードインパクトが起これば、人はただ滅びるのではなく、
新しい形で生まれ変わる。
ひとつに結合して単体の生命として。
そうなれば、戦いや争い、人を失う苦しみや悲しみもない。

そして、大人たちは何を企てているのか?
その真相にミサトが迫る。
物語は、旧劇場版の展開へと続いていきます。



新世紀エヴァンゲリオン (11) (角川コミックス・エース (KCA12-11))

新世紀エヴァンゲリオン (11) (角川コミックス・エース (KCA12-11))

  • 作者: 貞本 義行
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2007/06/18
  • メディア: コミック



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