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ベルセルク 31

いよいよ船旅だ!と思いきや、そうそう簡単には行かなかった…。
港にはクシャーンの妖獣兵がうようよ。
こういう時は、シールケの魔術で一網打尽!

精霊の気配が弱いこの都市で、シールケが目を付けたのは、
燃え盛る炎の車輪!
イーノック村の時の洪水と違い、
今回は紅蓮の焦土と化したのです。

これで妖獣兵どもを全て斃したと思ったら、
今度は海から大物が出てきた!
こうなるとガッツの出番。
狂戦士の甲冑を纏って、巨獣に立ち向かっていったのです。
とっさにしがみついたシールケの意識が道連れに!
でもこれで、ガッツが我を忘れそうになった時に、
何とか抑えることができるかもしれない。

こうしてガッツとシールケでタッグを組み、
海の巨獣「海獣(マカラ)」を斃すと、
これらの妖獣どもの使い手を突き止めた!!
その名は、クシャーン妖獣兵団団長・仙将ダイバ。
偉大なる東方の魔術師です。
強大な魔術を前に、ガッツは何度も狂気に取り込まれそうになるも、
シールケの加護によって助けられる。
しまいにはダイバを本気にさせ、
妖獣兵団最強の「塒神」という大きな蛇を模した魔獣まで召喚させる。
もはや一心同体となったガッツとシールケ、そこに風の精霊を操るセルピコも加わり、
西方の魔術と東方の魔術のぶつかり合いは見ものです!

そして、あのガニシュカ大帝も現れる!
鷹のことも烙印のことも知っていたが、何より驚いたのは、
ゴッド・ハンドに盾突く使徒であること。
その意味ではガッツとは利害が一致するのですが。
ガッツは人間として、ガニシュカは人ではない者として、鷹を目指す。

ところで、クシャーンは文化が違い、当然ながら言語も違うのですが、
ところどころクシャーン語が出てきます。
そりゃ、全文クシャーン語にされたら、読めなくなっちゃうもんね。
その中で、戦士=クシャトリアというのに聞き覚えがあって調べてみたら、
バラモン教社会における階級でした!
そういえばクシャーンというのも「クシャーナ王朝」に似てるし、
ガニシュカも「カニシカ王」に似てる。
ひょっとしてこのあたりの歴史がモデルになってるのかな!?
と、世界史でやったインド史をちょっとだけ思い出しました。

さて、今回はまだ海に出られなかったけど、次巻では海に出られるかな!?



ベルセルク (31) (Jets comics (267))

ベルセルク (31) (Jets comics (267))

  • 作者: 三浦 建太郎
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2006/09/29
  • メディア: コミック


鎮守府・ヴリタニスに集結した法王庁軍はクシャーン妖獣兵の奇襲になすすべなく血の海に沈められた。
その渦中、ガッツ達一行はエルフヘルムへ向かえる船であるイースの軍船を目指して急ぐが、港は妖獣兵に埋め尽くされていた。
突破を図るガッツとシールケ、阻むクシャーンの将・ダイバ!
異郷の将軍が放つ魔術は想像を超えた攻撃をガッツ達に浴びせた!!
タグ:ベルセルク
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Wilburn

私は定期的な訪問者です、皆さんはどうですか?このサイトに掲載されているこの記事は、本当に厳しいものです。
by Wilburn (2017-10-11 20:36) 

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