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SAMURAI DEEPER KYO 36

ついに狂と京四郎が対峙する時がきました!
そして明らかになる二人の因縁。

それは4年前のこと。
朔夜が狂に、自分を斬り殺してほしいと願い出る。
先代紅の王と朔夜の心の臓は同調していて、
先代が生き続ける限り朔夜は生き続け、
先代が死ぬ時に朔夜は死ぬという、
まさに「朔夜の命は先代紅の王のもの」。
だからもし朔夜が斬られれば、先代紅の王の命を終わらせることができるかもしれないという、
捨て身の可能性にうって出たものでした。
朔夜は自分一人の犠牲でみんなの不幸を防ぐことができるならかまわないと。

朔夜を護ろうとする京四郎。
それに対し、先代紅の王を斬ろうとるす狂。
先代を斬るということは、同調した朔夜も斬ることになる。
そこから二人の「キョウ」が対立することになったのでした。

果たして、4年越しの二人の決着はいかに!?

そして、兄・望を殺した仇の手がかりである紅十字の秘密も明らかに。
望を殺したとされている京四郎の背中にあった紅十字。
実は鎭明の腕にも刻まれていました。
これは、「紅十字」の四守護士の証。
他の壬生一族とは違い、特別な力と権限を持つ「神の子」。
京四郎と鎭明は兄弟といっても過言ではない間柄で、鎭明の本名は「壬生京二郎」だったのです!
その役割とは、戦闘人形の管理・飼育、人間達の影からの統制、反逆する者には例外なく粛清・制裁を行う。

そんな鎭明にも、かつて、京四郎にとっての朔夜のような存在がいたようです。
その女もまた、朔夜と同じように、先代紅の王の心の臓と心の臓が同調していた。
そしてやっぱり朔夜と同じように、鎭明に自分を斬ってくれと懇願した。
結局、鎭明は女を斬ることを選択した。
しかし死んだのは女だけ。誰にも先代を斃せやしない。
鎭明は罰として自ら女を反魂させて甦らせないようにされたが、
それからは何でも言うことを聞いて、女を甦らせてもらうと決めた。
そうやって何世紀もの時が過ぎ、女のことすら忘れていった鎭明は、狂ってしまった。
二人の「キョウ」も同じ過ちを繰り返すのか、どちらが正しい選択なのか、
二人の闘いに委ねられます。

狂の体を手に入れた京四郎と、死の病を発症した京四郎の身体に宿る鬼眼の狂。
力では京四郎が推していく。
それでも狂は倒れない。
狂を支えているのは仲間たちとのきずな、そして狂の信念。
こういうことになるとアツくなるのがアキラ。
自らが信念を貫いて強さを追及した者だから。

人が人を強くするんです。
血や肉体の強さに限界はあっても、人を信じ自分を信じる魂の強さに限界はない。
だから人はどこまでも強くなれると私は信じている。

アキラが言うと説得力があります。

信念とはそもそも無我にあり。
ただ強く信じ念ずるだけではだめなんです。
繰り返し繰り返し思い、行動したことが魂に体に刻み込まれ、
気づけば当たり前のこととして無意識のものとなる。
それこそが理屈を超えた思念となり、初めて「信念」と呼べるのです。

これまでアキラがさんざん強調してきた信念とは何か、ここで答えが出ましたね。
それが、どれだけボロボロになっても立ち上がらせる、自らを支える強さとなる。
今まで何度も瀕死の状態から立ち上がる場面を見てきたけど、こういうことだったのか!と納得。

まだ結果はどうなるかわからないけど、
狂はきっと、鎭明のように、今まで出会った大切な人たちのことを忘れないと思う。
どうか、二人の選んだ選択が、貫いた決着が、正しい道でありますように。


さて、本編で真田十勇士が全員集結した!ということで、
おまけページでは真田十勇士の紹介があります。
大河ドラマでも話題の真田家に仕える十勇士、予習してみてはいかがですか?



SAMURAI DEEPER KYO(36) (講談社コミックス)

SAMURAI DEEPER KYO(36) (講談社コミックス)

  • 作者: 上条 明峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/02/17
  • メディア: コミック


宿命の果てに
対峙する二人のキョウ!!

二人を巡る数多の謎
次々と明らかに!!

圧倒的な壬生京四郎!!
鬼眼の狂、最期の刻!?
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