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SAMURAI DEEPER KYO 34

吹雪の居城に辿り着いた狂たち一行。
大きく分けて二つの戦闘が勃発する。

まずはすっかり悪魔の眼(メドゥサ・アイ)に支配された灯vs狂。
灯はかつて、ひしぎのもとでNo.13と呼ばれ、
「アシュラ」という最凶の戦闘兵器となるべく育てられていました。
灯はそんな過去をひた隠し、何も聞かない狂に着いてきたけど、
ひしぎと再会したことで眠っていた能力が覚醒。

灯にとっては狂や仲間たちと過ごしていたのは夢。
いつか覚めるとわかっている儚い夢で、
「アシュラ」として覚醒する現実に戻るのがわかっていたと。
狂はそんな灯の夢を現実に変えるために闘う。

もう一つは辰伶と吹雪の師弟対決。
同じ水を操る流派の者として、辰伶はずっと吹雪に憧れを抱いていました。
だけど、確固たる信念をもった太白や歳世の死に対し、
まるで死者を冒涜するかのごとく振る舞い、
ましてや太白を殺したのが吹雪だとわかると、
辰伶が今まで抱いてきた尊敬の念も崩れ去っていったのでした。
そんな過去からの憧憬にケリをつけるための闘い。

どちらも大技の連続でものすごい闘いなのですが、
吹雪とひしぎが強すぎる。
そんな中、冥土の土産として、壬生一族最大の秘密が明らかにされた!!

初代紅の王も吹雪も口を揃えて言う。
今の壬生一族は、壬生一族であって、壬生一族でない、と。
それは、壬生一族の歴史を紐解くとわかります。

かつて壬生一族は、富・美・智・技・不老長寿のすべてを手に入れた。
すべてを手に入れ繁栄した真の壬生一族は、命を造り出すことにまで成功した。
すべての欲を満たし、力と限りなく無限に近い時間をもてあまし、
一族が最期にいきついた先は…
一族同士の殺し合い。
造られし命達同士も一緒に闘わせるほど、凄まじいものになった。
長き闘いの後、真の壬生一族は、わずかな人数を残し、滅びた。

この造られし命たちは「戦闘人形」と呼ばれ、
より真の壬生一族に近づくよう、精巧に造られていった。
一族の真の紅き眼をまねてまで…。
これが遊庵やほたるも見せた「先祖がえり」の秘密。
今、壬生一族を名乗っているのは、そんな戦闘人形の末裔で、
誰でも紅い眼になり得るという。
このことから察するに、つまりは「できそこない」も今壬生一族を名乗っている者たちも、
造られし命という意味では同じということになる。

いやいや、衝撃の秘密まで明かされて、クライマックスまであと少しという気がしますね。
でもやっぱり、不老長寿まで手に入れた者はロクなことを考えないなぁ、と。
限りある命だからこそ、一生懸命生きようとするんですよね。



SAMURAI DEEPER KYO(34) (講談社コミックス)

SAMURAI DEEPER KYO(34) (講談社コミックス)

  • 作者: 上条 明峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/10/17
  • メディア: コミック


苛烈を極める最凶の闘い!!
吹雪とひしぎにまったく歯が立たず!!

そこで告げられた壬生一族最大の秘密!!
谺す絶望の声――――!!

愛刀天狼に侵食された狂!!
その前に現れたのは初代紅の王!!

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