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SAMURAI DEEPER KYO 33

時人との闘いに勝利した一行は、時人の出生の秘密を知ることになる。
村正の子だと言われていた時人ですが、
実際は村正の妹・姫時と太四老・吹雪との間にできた子だった!
そして時人は女の子だったのです!!

姫時は壬生一族の中で最初に「死の病」にかかり、命を落とした。
時人も同じ病で命を落とすことが考えられ、
有効な治療法が見つかるまで、時人の成長を一時的に止めることに。
この「死の病」を治すために村正・吹雪・ひしぎが始めた研究が、
いわゆる「壬生再臨計画」の始まりなのです。

それとは別に、反魂術を完成させていた吹雪は、死んだ者は甦らせれば良いという考えでした。
それは今もそうなのかもしれないけど。。。
それで村正に黙って、姫時に強引に反魂術を行ったものの、
なぜか甦らなかったのです。
それを知った村正との間には埋められない溝ができ始め、
ほどなくして村正は壬生を出ていったと。
反魂術なんと人智を超えた存在のみがなせる業ですからね。
吹雪は当時から壬生一族は神の一族であるという認識だから、何の疑問も持たなかったはずですけど。

その後、時人の消息は吹雪によって隠されていたのですが、
ある時、「村正の子」としてひょっこり現れる。
ひしぎが記憶をいじったからなのですが。
村正の妹・姫時など最初から存在しなかったことになっていました。
って、ここまでのいきさつを語る四方堂姐さんの台詞には、さすがにいつもの絵文字や記号がなかった!

実の父親にウソの記憶まで植え付けられながらも利用されて、一気に悲劇のヒロインになった時人。
そこで始まったのは一行の不幸自慢!
梵天丸もアキラも紅虎も四方堂も遊庵達一家も、本当にいろいろ抱えてる人達が集まってます。
こういう時は梵天丸におまかせ。
獣らしく「獣道」になぞらえた、励ましの言葉をかけてくれます。

生まれた場所がヤブん中(不幸)なら、自分自身で「獣道」を創るしかねえ。
創んのは大変だが、ヤブ(不幸)が険しけりゃあ険しいほど
ソイツの辿った「道」ははっきりくっきりした立派な「道」になんのよ。

梵天丸にはクサい台詞が似合いますね(笑)
でも、あの強がりな時人にも効いたみたいですよ。

一方、本物のヒロイン・ゆやと朔夜は、先代紅の王のもとから救い出されようとしていました。
やってきたのは幸村と十勇士たち。
幸村と十勇士の間に堅い絆があるのは前々から承知のことですが、
幸村と京四郎との間にも、強い結びつきがあったのです。
その幸村に朔夜を守るようにと、京四郎はお願いしていたのでした。
朔夜には誰よりも倖せになってほしいから。
幸村は「必ず守る」と約束していたんですね。
しかし、次期紅の王として現れた京四郎は、朔夜を自らの手で葬ると言う。
幸村たちや二人のヒロインの運命は!?そして京四郎の真意とは!?

そして狂たちはといえば、次はひしぎの居城へ。
と思ったらそこは実験室で、
「既存種後発性眼球(虹彩)紅色症と希少種の同一的可能性についての考察」なるレポートが置いてあった。
つまり、「先祖がえりのケイコクや遊庵と希少種の猿飛サスケが同じかもしれないので考えてみた」ということで、
どうして研究者ってこれだけのことを小難しく言うのかな~って学生時代に思ったのを思い出した。
※確かその方が頭良さそうに聞こえるからとか、そんな理由だったと思う。
そのレポートを見れば壬生一族の秘密が明らかになるのに、
すんでのところで、ひしぎに「創られし者」たちによって、実験室ごと爆破されてしまう。
しかし、わかったことが一つあって、どうやらサスケも創られし者で、№15379号だった。
何となくそんな気がしてたけど、確証に変わった瞬間ですね。

その爆破によって、サスケだけはぐれてしまう。
そこで出逢ったのはシンダラこと先代の猿飛佐助。ただし瀕死の状態でした。
サスケに自らの想いを託し、あのレポートも渡す。
シンダラ、結構好きだったのになぁ。死に際までカッコ良かったです。

そんなわけで、ひしぎの居城でのシーンはあっさりと終了。
いよいよ、吹雪の居城へ踏み込みます。
そこではタッグを組んだ吹雪とひしぎとを相手にすることに。
いろいろな因縁が絡んでいるので、各々の敵と対峙する。
ほたるだけ余ったのが笑えるけど、この闘いの詳細は次巻で!

クライマックスにむけて今までの伏線が一気に回収されつつあって、
AHA体験がいっぱいの巻でした!!
この先がもっともっと気になる!!



SAMURAI DEEPER KYO(33) (講談社コミックス)

SAMURAI DEEPER KYO(33) (講談社コミックス)

  • 作者: 上条 明峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2005/08/17
  • メディア: コミック


明かされた時人の生い立ち
壬生再臨計画の始まり――

動き出した先代紅の王の恐怖に
崩れ去る幸村の漢の約束

そして己の味方の寝返り
鬼眼の漢に衝撃走る・・・・!!

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