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SAMURAI DEEPER KYO 26

前巻からの続き、梵天丸vsハイラがついに決着!
最強の狂戦士といわれるハイラは、真の姿をさらしつつも、まだまだ本気を出していなかった。
対する梵天丸はといえば、こちらも今まで本気の姿を見たことがなかった気がするんだけど、
そもそも闘ってること自体少なくて、いつも解説者に回ってる気がします(笑)
でも狂いわく、普段は本当の自分を押し殺しているだけだと…。
相変わらずあおりますねぇ。

で、その梵天丸が本気になった!というか、本性を出した!!
それがまるでケモノ。
パワーやスピードはもちろん、人間らしい理性すら吹っ飛んでしまってます。
故に本当の姿を押し殺してたんですね。
すっかり獣と化した梵天丸によって、ハイラはあっさりと倒される。
こうなるとよくありがちなのは敵味方見境なく!?って展開なんですけど、
さすがに狂はしっかり手なずけてました(笑)
そして要領のいい幸村も扱い方がすぐわかったようでした。

今回の本題は梵天丸には申し訳ないけど、表紙にもなってる幸村の話。
幸村とシンダラも梵天丸の闘いを見守っていたのですが、かつてこの二人は主従関係にありました。
シンダラは真田十勇士の長・猿飛佐助として。
上級忍者の頂点に位置する忍者マスターである彼は、他の十勇士からの憧れの的でした。
ところがある時、天下をとる見込みのない幸村を見限って、壬生のもとへ行ったというのです。
それが今、「不死のシンダラ」として存在しているいきさつ。
そんな二人も決着をつける時がきたのです。
幸村は今でもシンダラのことを信じています。
心のどこかにほんのわずかな忠義が残ってるんじゃないかと。
おめでたい人だなって思うけど、それが幸村なんだな。
幸村は部下である十勇士のことを仲間として扱い、家族のように大切にしていました。
史実はどうだかわからないけど、もしこれが本当なら結構幸せな武将だったんじゃないかって。
たとえ悲運な生涯を送っていたとしてもね。

十勇士といえば今まで、サスケ以外に才蔵と小助くらいしか登場しなかったけど、
今回初めてもう二人出てきました。
そのうちの一人がまさかの秋田弁キャラ!
大阪弁をしゃべる紅虎と京都弁をしゃべる鎭明と、気づけば方言キャラが三人。
ガチの秋田弁は珍しいし、かなりインパクトあります。

他にも、ついに「あの人」が登場したシーンもありますが、「あの人」については今後また語る機会があるでしょう。
「子、四つを以て教う。文・行・忠・信」というのは「あの人」が引用した孔子の論語なんですけど、全くの同感。
意味は「孔子先生は読書、実践、誠実、信義を特にお教えになった」。
論語なんて久々に聞いたけど(学生時代、意外と漢文は得意でした)、大人になってから読むと面白いかもね。

お節介ながら今回も一つだけツッコミどころが…。
狂たちと合流できてないゆや達が折しも幸村の話題になって、
紅虎がうっかり「あのクソ親父でさえ今の地位を築くまでには裏切り裏切られ…」などと言及してしまっているのですが、
これって失言なのでは!?(笑)
幸い誰も突っ込まなかったし、ゆやもスルーだったけど、紅虎の父親が家康だってゆやにバレちゃうよ~><



SAMURAI DEEPER KYO(26) (少年マガジンコミックス)

SAMURAI DEEPER KYO(26) (少年マガジンコミックス)

  • 作者: 上条 明峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2004/04/16
  • メディア: コミック


変態食欲ハイラの攻撃に
封印されし野獣・梵天丸が覚醒!!

かつての親友・シンダラと向き合う
真田幸村の胸中に去来するモノは!?

瀕死の辰伶を論語で諭す
紅き眼を持つ謎の漢ー―!!
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