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A.I.R

アルバムタイトルは、Aiuchi Infinity Rinaの略。
同時にそのまま読めば"AIR"にもなり、「無限」と「空気」をコンセプトにしたアルバム。


∞ INFINITY
2大コンセプトのうちの一つ、「無限」を意味するINFINITY。
1曲目からパンチの効いた出来に仕上がっています。
綺麗なモノや美しいモノが見えてこなかったり、矛盾だらけだったり、
暗闇を避けて通ることはできなかったり…なんて生きていく上の現実だと思う。
でも、哀しみがやがて優しい繋がりに変わっていったり、温もりを知ることもあり、、
生きていくことは辛く重苦しいことばかりじゃない。
そう思うと無限に歩んでいける。

FULL JUMP
野球中継のテーマソングだったこともあり、勢いがあって爽快な楽曲です。
思いっきりジャンプしたくなるくらい、元気もらえます。
夢へ向かって走り続ける勇気がわいてきて、私だけじゃなく、夢を追いかけるみんなに届けたい!

空気
もう一つのコンセプトである「空気」。
同時発売のシングルとしても発表されましたが、アルバムに収録されたものはバージョンが違います。
当たり前のように存在している空気。
「空気のような存在」っていうとちょっと語弊があるかもしれないけど、
いつも当たり前のように近くにいた存在がいなくなった時の切なさや苦しさがありありと表現されてます。
深まる秋にこういう曲聞くと沁みますね。

Sincerely Yours
タイアップの番組が「お世話になった相手に手紙を送る」という番組で、まさしくピッタリ。
タイトルの意味は英語の手紙の結びにも使われる熟語ですが、日本語で言うところの「敬具」って意味ですね。
歌詞の中にも「手紙」がキーワードになっています。
なかなか口に出せない想いを「心の手紙」に喩えて、リアルな想いが切々と綴られています。

風のない海で抱きしめて
最初は穏やかに始まり、段々加速していく感じが好きです。
凪のような海から舟を出すようなイメージ。
メロディアスで印象的なミディアムバラードです。

Over Shine
ライブで盛り上がれる、立てノリの曲。
「溢れんばかりの輝き」を意味していて、リスナーにとって光のような存在で、
力になっていきたいという願いがこもっているそうです。
そんな彼女の想いがわりとストレートに表現されている歌詞で納得しました。
曲ごとに、多くの人の心を動かしてきたと思います。

NO NEEDS
とある漫画で、人は大事なものを失くしてからその大切さに気づくってあったけど、
まさにその通りだと思う。
本当に必要なものってそんなに多くなくて、しかもそう遠いところにあるわけじゃないんだけど、
見過ごしてしまっているんだよね、きっと。

Deep Freeze
今年もまた凍えるような冬がやってきますね。
そんな時期にピッタリの、切ないウインターソングです。
寒さで心も折れそうな時に聞くと、浄化されるような気がします。
人は弱くて当たり前だけど、どうにか強く生きていこうとする力強さがある。

double hearted
どこか和のテイストが入っていて、新鮮な曲です。
世の中には清いものと汚れたもの闇のように、対極のものが同時に存在していて、
満たされたり満たされなかったりしながら生きてる。
「こころ」も弱さと強さや明暗があって、時としてどちらかを見せながら生きている。
そのどちらが本当の自分かなんて言いきれない。
だけどその本質を見抜いてくれる人こそが、本当に支えてくれる存在なんだと気づかされる。

our sound
たった12の音階で、これだけ多くのことを表現することのできる音楽は、本当に素晴らしいものだと思う。
私も音楽には大変お世話になっていて、辛い時に元気をもらったり勇気をもらったり、
ハッピーな時にはさらにテンションを高めてもらったりしています。

CODE CRUSH
作詞を始めた時期が戦争中だったそうで、その時に突き詰めていった気持ちを書いたそうです。
それがちょうどタイアップのゲーム「ロックマンX7」の世界観にも合っている気がします。
本当か嘘かわからない情報が溢れたり、自分の非力さを目の当たりにして失望したり、
自分じゃどうにもならない、やるせない思いばかりするけど、立ち向かっていかなくちゃいけない。
自分が信じた真実のために。

profuse love
かじかむ季節に聞きたくなる、包容力のあるバラードです。
一人じゃつぶれてしまいそうでも、二人なら精一杯生きてゆける。
今はまだ相手に支えてもらえるだけでも、いずれ対等になれるように、
相手を幸せにできることを見つけたいと誓う歌詞に、心がほっとなりました。

Fortune
運命論を妄信しているわけじゃないんですけど、本当にその人が「運命の人」だとしたら、
それを実感させるようなことがあるのでしょう。
それがわかれば苦労しないってね(笑)
そう考えると「巡り逢い」という言葉はうまく言い当ててるなぁって。
出逢うべくして巡り合うんでしょうね。
「そばにいる」というのは物理的な距離を言うのではなく、心に寄り添うということ。
名言だと思います。

Happy Luppy
本来はタイトルの頭に愛内さんのイニシャルを象ったロゴマークがついてます。
いつものように、1曲目とラストの曲が対になってまして、この曲も然り。
メロディは異なるんですけど、どことなく雰囲気が似てる。
そして歌詞に「無限」という言葉が出てくるので、リンクしてるのがわかります。
またもう一つのコンセプトの「空気」という言葉も出てくるので、アルバムの結論というにふさわしい曲です。
共に笑い合い、はげまし合い、共に行ける存在がいて、空気は無限に流れ続ける。
これは愛内さんとファンのみんなの関係にも言えることなんでしょう。



A.I.R

A.I.R

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: GIZA
  • 発売日: 2003/10/15
  • メディア: CD


1.∞ INFINITY
2.FULL JUMP
3.空気(Album version)
4.Sincerely Yours
5.風のない海で抱きしめて
6.Over Shine
7.NO NEEDS
8.Deep Freeze
9.double hearted
10.our sound
11.CODE CRUSH
12.profuse love
13.Fortune
14.Happy Luppy
タグ:愛内里菜
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