SAMURAI DEEPER KYO 22

前巻から引き続き、壬生一族に縛られた辰伶を解放するための戦いに決着が！
生まれてこのかた壬生の中から出たこともなく育てば、盲目的になってしまうのは仕方ない。
でもそれは外の世界を知らないだけのことであって、
辰伶の中には人道的な精神が宿っているのだから、ちゃんと自分で判断してほしい。
富と不老長寿を手に入れた壬生にしてみれば、人間の世界なんて汚い世界でしかないと思う。
でもそんな世界の中でしか得られないものは確かにある。
外の世界で狂たちに出会ったほたるが言えば、説得力がある。
だからこそ辰伶には自分で見極めてきてほしい。
人間、泥臭く生きてこそ得られるものが大きいってことだよね。
それにしても、ほたると辰伶は、育った環境が違っていがみ合ってはいても、やっぱり兄弟なんだなぁ。

それから、狂の四大奥義のうちの新技がついに解禁！
その名は白虎。
太刀筋を、その爪牙で獲物を捕らえる猛虎に喩えた技で、捨て台詞がまたカッコイイのだなぁ。

お前も触れただろう　白き獣の爪牙に

こういう新しい強さに魅せられて、敵も味方も引き寄せられるんでしょうね。


引き寄せられた人といえば、ついに四聖天の最後の一人が登場！
来る前から最凶だとか最悪だとかものすごい前フリだったのですが、
確かに強烈なキャラだった！
想像とは全然違う意味で、裏切られました。
この人についてはこの先にまた語る予定なので、今回はこれくらいで。

SAMURAI DEEPER KYO(22) (少年マガジンコミックス)

• 作者: 上条 明峰
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2003/08/12
• メディア: コミック

辰伶の前にほたるも斃れ
今まさに、ゆやの命も尽きようとした時

京四郎と同調した狂が
無明神風流奥義白虎を解き放つ――！！

そして、さらに近づく大いなる災厄！
四聖天の最後の一人・灯がついに現れる・・・・！！

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