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SAMURAI DEEPER KYO 18

ついに、狂と真尋の確執を生んだあの事件の真相が明らかになる!
ということで、だいぶ前の巻からの伏線になるので、ここでおさらいをしてみたいと思います。
4年前、壬生一族から逃れてきた刀匠・村正は、一般女性の真弓と人里離れた家でひっそりと暮らしていました。
ところが村正を狙う壬生の刺客が襲ってきて、真弓は殺されてしまう…。
真弓の亡骸を目撃した妹の真尋は、現場に居合わせた狂を犯人だと思い、狂に復讐をするためくの一となった。
これが真尋の信念であり、狂を追う理由なのです。

冒頭から「真相」と書いてるので、察しがついてるかもしれませんが、犯人は狂ではありません。
注:ここからちょっとネタバレします!
その犯人は、今、狂たちが相対している第三の門の番人・鎭明。
4年前のあの日、雨の降りしきる中、狂は外で村正の帰りを待っていた。
そこへ、村正の造った妖刀・天狼が狂の手へ渡るのを阻止するため、鎭明が村正の家を襲う。
家の中にいた真弓は必死に抵抗するが命を落としてしまう…。
刀本体は真弓が命がけで狂に渡すことができたが、狂は何の罪もない真弓を犠牲にした罪悪感で悔やまれる。
狂にも、鎭明を斃さなければならない理由があったのだ。

鎭明は壬生一族を神格化する典型的な態度をとっていて、人間など下等な生き物としか思ってない。
真弓の死など何とも思ってないどころか、下等なものの血で刀が汚れてしまったなどと言う始末。
この男にはもはや人の情など通用しません。
ゲーム感覚で楽しみながら狂たちを苦しめていく。
特に復讐に駆られた真尋に対する非道ないたぶり様は見てられない。
これが自らを神を崇め、他を排除する壬生一族のやり方。
こんな壬生一族に見切りをつけて、村正は離れたのでしょう。
真弓は村正の過去など知らなかった。でも薄々気がついてはいたみたいだけど、特に問いただすこともなかった。
普通の人間として、穏やかに幸せに暮らしていくことを望んでいたのだろうに。
壬生一族に関わった者は、人としての幸せすら手に入れられないのかな?

壬生一族には鎭明みたいな人ばっかりかと思っていたら、そうでもないみたい。
壬生一族に寝返ったとされる幸村が話す相手、未だ素性のわからない最後の五陽星の太白。
この人は壬生の将来を、壬生の子どもたちの未来を案じている。
太白のことはこの先また語ることができそうなのでおいといて。
幸村が何を考えているのか、この時点ではわからない。
ただ、手段はどうあれ、揺るぎない理想を抱いているのには変わらないと思う。

ボクはね、いつでも夢を見ているんだよ。
夢を見なければ、なにも現実に叶えられなくなってしまう。
だからいつでも、いつまでも、できるだけ大きくて素敵な夢をたくさん見続けるんだ。

この言葉には納得ですね。
最近、自分の人生観を考えさせられる機会が幾度となくあって、向き合わざるを得ないのが「夢」。
自分でもどうしてこんなにこだわるんだろうって思ったくらい。
でもやっぱりいくら考えても、夢のない人生は考えられなかった。
夢は未来への道筋を与えてくれるもの。いわば道しるべのようなもの。
夢があれば、そこに向かって生きていくことができる。
でも簡単に叶うような夢じゃ、そこで人生が終わってしまう。
だからできるだけ大きな夢を抱こうと思った。
かつてお世話になった養成所のパンフレットに、「夢は大きく持とう!」というようなフレーズが載っていて、
その言葉にどれだけ背中を押されたか、思い出しました。

どうして人はいつしか、その夢を見ようとしなくなってしまうんだろうね
環境が変わったとしても、夢を見ない人にはならない!と誓いました。


巻末についてるチャート式性格診断やってみました!
どうやら私はアキラタイプのようです。
17巻で努力家だということが暴かれたアキラ。
結構当たっててビックリ。そっか、だから17巻で共感するところが多かったんだ!!
KYOの単行本は、こういうおまけページが充実してるのも嬉しいところです。



SAMURAI DEEPER KYO(18) (少年マガジンコミックス)

SAMURAI DEEPER KYO(18) (少年マガジンコミックス)

  • 作者: 上条 明峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/11/13
  • メディア: コミック


第三ので待ち構えるは
謎多き五曜星・鎭明

鎭明を前に狂の脳裏を横切る
苦い想い強い憎悪

真尋との確執が生まれた
あの日の悲劇が再び甦る・・・・!!
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