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SAMURAI DEEPER KYO 12

前巻登場の辰伶との戦いの続きから。
辰伶は水を自在に操ることのできる能力を持っているらしく、
舞曲の太刀など、まるで舞を舞っているかのような優雅で華麗な技を繰り出してきます。
おまけにあのクールでヒニルな性格ときたら、ファンが多そうな気がします。
私は根っからの狂派なので浮気はしませんが、辰伶の技に見とれてる場合ではなく、
このままじゃ勝てない!と、村正が割って入ったところで勝負はお預けに。
ところが辰伶はとんでもない代償を残していくのです。

辰伶はゆやの体内に水流を仕掛け、60日後に心臓を食い破って出てくるという。
それまで、村正は狂に真の無明神風流を伝承し、辰伶に対抗できる力を身につけさせること。
つまり60日間の猶予が与えられたのです。
それまで、狂だけでなく、仲間達もそれぞれの闘いをし、更に強くなることを誓って。
みんな唯我独尊タイプで勝手に振る舞っているような侍たちだけど、
ゆやのために、心を一つにして散っていく絆に憧れてしまう。
名立たるツワモノたちに守られるなんてヒロインの特権だけどうらやましい境遇ですなぁ。

狂と村正は、技の伝承のために洞窟にこもってしまうので、
そこからは父・家康を、壬生一族による暗殺の魔の手から守るために江戸へ向かった紅虎の話へ。
もはやバラしますが(笑)、紅虎の正体は今話題の秀忠なのです。
この漫画でも将軍を継ごうとせず、狂とゆやについて回ってます。
2代将軍・秀忠って、本当に継ぎたくなかったのかな(笑)

その秀忠=紅虎は、父・家康から侍としてさえもまだ認められず。
この作品の家康はあまりにもかっこよすぎるから引退なんて遠そうだし、一人で戦えそうだけどね(笑)
それでも紅虎はゆやを守りたいという信念を貫くために、槍を振るうのですが…。
この先は次巻で語ります。

村正が言っていた「壬生一族はかりそめの存在。この国の歴史はこの国の人々の手に戻す刻がきた」って、
なんだか吸血鬼ハンターDの貴族みたいだなって思っちゃいました。
長い歴史の中で、栄枯盛衰は理なのでしょうなぁ。



SAMURAI DEEPER KYO(12) (少年マガジンコミックス)

SAMURAI DEEPER KYO(12) (少年マガジンコミックス)

  • 作者: 上条 明峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2001/10/15
  • メディア: コミック


狂と村正抹殺の命を受けた
壬生の刺客五曜星の辰伶

辰伶に苦戦する狂に、師・村正は
命を懸けて真の無明神風流を発動する

だが、辰伶の魔の手
ゆやにまで及び――・・
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