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D-蒼白き堕天使2

Dと貴族と人間の旅はまだ続く…。
前巻からいた刺客たちに加えて、また新たな敵が増えて、
さらに怪しい人物もいて、頭が混乱しそうなくらい、敵の数が多い!!

前巻から出てきてたマジシャンのヨハン卿
Dの世界に出てくるマジシャンなんて、怪しさ満点だよ。
その目的はよくわからなかったけど…。
それからその助手のタキ。どういうわけか、Dたちと同行している。
今は全く素性を表してないのですが、Dが「」と断言していた。
果たして何を企んでいるのだろう?

最大の敵といえば、水の中を自由に動き、自在に操る闇水軍
貴族の血を引くものは流れ水が苦手。
これはかなりの苦戦を強いられます。
なんといってもこの敵は、バラージュ男爵の父が放った刺客であるというから、
種としての弱点に付け込み、息子を攻めるとは何たる父親だ!なんて思ったり。

これほどまでにバラエティ豊かな敵が出てきて、さながらゲームみたい。
空洞樹、OSB古戦場、渓谷…と、まるでRPGのステージみたいです。
ラスボスはまだ登場してないけどね。
OSBとは、アウター・スペース・ビーイング(外宇宙生命体)のこと。
貴族の敵が人間だけでなく、外宇宙にも存在していたとは!
うっかり忘れてしまいがちですが、西暦1万年を過ぎた、遠い未来の話ですもんね。

貴族と人間でも、険しい旅をしているうちに、その関係性に変化があるようです。
あれだけ人間を蔑視していたミスカの心が少し動いた!?
それも、あれだけ貴族を嫌っていた人間の少女メイの無垢な優しさの成せる業なのか!?
ミスカとメイのやり取りが好きです。

目的地にはまだ着かず、これから彼らはどうなってしまうのか!?


D-蒼白き堕天使 2 新版 (朝日文庫 き 18-12 ソノラマセレクション 吸血鬼ハンター 9)

D-蒼白き堕天使 2 新版 (朝日文庫 き 18-12 ソノラマセレクション 吸血鬼ハンター 9)

  • 作者: 菊地 秀行
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社出版局
  • 発売日: 2008/01
  • メディア: 文庫


さらわれたヒュウを敵の手から奪い返せぬまま先を急ぐDの一行に、新たなるヴラドの刺客が襲いかかった。
触れたものすべてを液化する黒い水を操る闇水軍である。
指揮官ガリルが仕掛ける執拗な攻撃を凌ぐうちに、メイと女貴族ミスカとの間には奇妙な連帯感が芽生え、Dとバラージュ男爵の連携も力強さを増す。
だが、跡を絶たぬ刺客の波状攻撃の前にクラウハウゼンの村は遠い。
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