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ベルセルク 9

ここから、二度と明けない闇の世界へと、物語は傾いていく…。
それを象徴するかのような冒頭のエピソード。
鷹の団を抜け、再び一人になったガッツは、夜の闇の中、
人の世のものとは思えない恐怖を味わう。
そして、これから起こることの予兆のような、髑髏の騎士との出逢い。
彼の発言の意味とは…。

ガッツが抜けた後、グリフィスはシャルロット姫の寝室に忍び込んでしまう。
それを見つけた女官に報告され、グリフィスは囚われの身に…。
グリフィスもいなくなった鷹の団は、ミッドランドと追われることに。
英雄からお尋ね者への大転落。

そんな中、団長代理として立ち上がったのはキャスカだった!
グリフィスの大切なものをを守るために必死だったんだと思う。
でもキャスカにはさすがに荷が重いことだった。
そこへ偶然、噂を聞きつけたガッツが戻ってくる!
再会の仕方がカッコイイから!!どこのヒーローかと思ったよ。

キャスカも相当無理してたんだね。
他の仲間の前では言えない弱音を、ガッツの前で思い切り吐いてた。
そりゃ、いくら愛する人のためとはいえ、
生きているかどうかもわからない人のために、崩壊寸前の団員をまとめるなんて。
それに、グリフィスにはシャルロットがいる。
自分では叶えられないものを持っている人が、グリフィスのすぐ隣りにいる。
それでも、せめて力になろうと必死に強がって…。なんて健気なんだろう。

しかしキャスカは気付いてた。ガッツの存在の大きさに。

それまで紆余曲折あったけど、ついに結ばれた二人。
そこでガッツも、今まで誰にも言わなかったトラウマを語る。
キャスカはしっかり受け入れた。
ガッツにとっても、キャスカのような存在が必要だったんだよ。

何でもしょいこんでしまう、ある意味、似た者同志のような二人が、お互いの傷を分け合って…。
この二人、ベストカップルだと思うな。

暗めの巻なのに、レビューが明るくなってしまった…(笑)


ベルセルク (9) (Jets comics (572))

ベルセルク (9) (Jets comics (572))

  • 作者: 三浦 建太郎
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 1995/03
  • メディア: コミック



タグ:ベルセルク
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