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SAMURAI DEEPER KYO 15

ついに壬生の地に到着!
といってもすんなり紅の王に会えるはずもなく、お約束のように下っ端の戦士どもがわらわら出てくる。
わかりやすい階層社会ですね。
前巻で天に召された村正さんについては裏切り者扱いされていました。
亡くなった人、それも並外れた人徳をお持ちの方に対してのあの言い方、腹立たしくなりますね。
高みに立ってすっかり驕ってしまった壬生一族、どうにかしていただきたいものです。

そんな心の根っこから腐ってしまったような一族を体現するようなキャラ達も登場。
罠にはまった梵天丸が会ったのは、太四老の時人という少年。
太四老という身分は、目下戦っている五曜星よりも上の身分で、村正さんがかつて属していた身分。
一族の中でも身分が高いのはわかるのですが、この少年、実は村正さんの子供なのです。
なので、人智を超えた能力を授かっている…。
時人のいる「刻の間」にはたくさんの蝋燭に火が灯り、人々の寿命を管理(?)しているのでした。
人の寿命が、こんな少年の操る蝋燭の灯火ごときで決まるなんて!っておとぎ話みたいなんだけど、
そこは人として越えてはいけない一線を越えてしまった壬生一族、どこまで手を出してるのやら…。
梵天丸もさすがに心に引っかかってるみたいです。
やってることはともかく、時人が持ってる和製タロットカードみたいなやつ、雑貨として欲しいです(笑)

憎っくき壬生一族の「いかにも」ってヤツがもう一人。
別行動していたトラ・サスケ・真尋が出くわしたDr.ホワイト。
Dr.と肩書きがある通り、サイエンティストなんですが、地下で良からぬ実験をしていたのです。
壬生の最強戦士を作るため新しい命を作っていたこと。
そして、失敗作を樹海に捨てていたこと。
そんな禁断の実験を繰り返していたのです。
そして樹海で育ったサスケにも関係があるらしい。
自分と同じ運命を背負った仲間を見て、壬生一族に対して激昂するサスケ。
彼も彼なりの理由で、壬生一族に戦いを挑む理由ができたのでした。
Dr.ホワイトとサスケの間にある「刻印づけ」。
よく生まれたばかりの鳥が、初めて見た対象を親だと認識し、後をついてまわるっていうのが、生物学や心理学なんかで有名ですけど、こんなところでこの理論に出くわすとは。
生存のために必要な本能を悪用するなんて、なんて卑怯なヤツなんだ。

気がつけばみんなに感情移入して、壬生一族に対して憤りが…。
そういえば狂は?と思われるかもしれませんが、今回よりも次巻の方がいっぱい暴れてくれるかな?
トラップにハマった梵天丸やアキラと別れ、ゆやを連れて紅の王のもとへ急ぐことに。
ゆやの命の時間もあまり無いことだし。
弱ってきているゆやをお姫様抱っこしてたり(ヒネクレ者だから途中で肩にかついじゃったけど)、何かもうラブラブでした(笑)



SAMURAI DEEPER KYO(15) (少年マガジンコミックス)

SAMURAI DEEPER KYO(15) (少年マガジンコミックス)

  • 作者: 上条 明峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2002/05/15
  • メディア: コミック


ついに壬生の地
足を踏み入れた狂たち!

壬生の刺客を斃し進むも
梵天丸、アキラが敵の罠に!!

そこで梵天丸は、太四老を名乗る
時人に出会い意外な真実を知る・・・・!!
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