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ベルセルク 18

前巻で行方不明となったキャスカ。
彼女は断罪の塔のふもとの難民窟にて保護されておりました。
時代は邪教徒刈りがますます盛んになっていた時代。
自分の名前を言えないキャスカはエレーンと呼ばれ、梅毒として顔中に包帯を巻かれて匿われておりました。

キャスカを保護していたのはルカという娼婦。
この時代に、娼婦なんて危ない商売をやるとは勇気あるなぁ~と感心するのですが、
その通り、シンを持った立派な女性です。
やっぱり私、この手の仕事の人と気が合うかも!?
こんな時代で、男たちに頼らず生きて行く…なんて素晴らしい!!
でもやっぱり時代が時代なだけに、密告されないよう、不安の種は摘み取っている。。。

それでもどこかにほころびは出るもので。
娼婦仲間のニーナは邪教に手を出していました。
彼女は病気で、仕事を休んでいるため、心が揺らいでしまったのでしょう。
そういうちょっとした弱みに付け込んでくるものなんですよね。

生きて行く上で、人は数々の疑問にぶち当たります。
でも、その答えはそれぞれが見つけるもの。
宗教はその道筋を与えてくれるだけで、答えではありません。
それが国教だとしても。
答えなんかそう簡単に落ちていません。
だから人は、より正解に近いものを求めて、縋ろうとするのです。
経典に書いてあることとは、その一つかと。

別に宗教に答えを求めなくてもいいのですけどね。
私の場合は芸術活動だったり、作品だったり、それこそ心理学だったり、色々ですが。
私も答えが欲しくて心理学科を学んだけど、答えを教えてくれるわけではなかったな~。
それから自分であれこれ考えた答えが大切なんだと思う。

なんてまたちょっと話がそれつつ、
信仰とまでは行かなくとも、信じられるものはとことん信じて、突き進んでいきたい!
それくらいの信念は持っていたいです。

そして、もう一つ勉強になったこと。
祭りとは、神の力が現世に降りる力場のことであり、
本来、神事であること
ベルセルクの世界では触とか、使徒がうじゃうじゃしてる出来事が浮かびますが、
現代の神社で行われる祭りも本質は同じですよね。
今年の夏祭りは、ちょっと違った目で見てしまうかも。


ベルセルク (18) (Jets comics (752))

ベルセルク (18) (Jets comics (752))

  • 作者: 三浦 建太郎
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: コミック


タグ:ベルセルク
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