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ベルセルク 16

ついに、ジルとロシーヌのおとぎ話が幕を閉じます!!

こんなに切なさや寂しさを抱え込んでいて、誰にもわかってもらえなくて…本当にやりきれない。
そんな子供達は身近にいないからわからないけど、実際にもいると思う。
俗に言うアダルトチルドレンっていうやつですかね。

おとぎ話の中に逃げ込みたくなる気持ち、よくわかります。
子どもらしさを失った彼女たちなら、尚のこと。
現実を認めたくなくなる。
だから子ども時代を存分に謳歌する必要があるんだよね。

でもそれは、ただの逃げに過ぎない。
子どもたちの成長には繋がらない…。

ガッツ曰く、
「逃げ出した先に、楽園なんてありゃしねえのさ。
辿り着いた先、そこにあるのは、やっぱり戦場だけだ」
子どもを子ども扱いせずに、きちんと向き合ってる。
そういえばガッツも、普通なら、父親になってたかもしれないもんね…。
きっと良い父親になれただろうに…

子どもは子どもなりに、自分たちの戦いを生き抜いていかなければならない。
子どもだからといって、いつまでも逃げてばかりは通用しない。
おとぎの国は実在しない。
ファンタジーとは、適度は距離感をもって、楽しむものです。
今ちょうどファンタジーブームだしね。

それにしても、ロシーヌの最期は切なかったなぁ。
ジルの結びの言葉にも、胸が締め付けられたよ。
こんな子どもたちを生み出すような大人にはなりたくないです。


無事に完結したところで、章は変わり、聖鉄鎖騎士団なる者たちの話へ。
またすごいキャラが出てきたよ。
女団長のファルネーゼは一見、キャスカ的存在かと思いきや、まだまだ人望が足りない。
ジュドーもどきもいるし。
この者たちが今後どう絡んでくるのか見ものです。


ベルセルク (16) (Jets comics (701))

ベルセルク (16) (Jets comics (701))

  • 作者: 三浦 建太郎
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 1998/08
  • メディア: コミック



タグ:ベルセルク
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