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ONE OF PILLARS~BEST OF CHIHIRO ONITSUKA 2000-2010~

2000年からの10年間で発表された、
鬼束さんの名曲を厳選して収録されています。

10年間と通して変わらないもの。
それは、鬼束さんの繊細さと気迫。
時が経っても、聴く者の心を震わせます。

1曲だけ未発表曲の「惑星の森」が収録。
神秘的で静かな雰囲気の中に漂う、
鬼束さんの豊かな歌声。
間違いなく鬼束さんの名曲になるに違いない曲で、
発表してもらえて良かったです。

ちなみにアルバムのタイトルは、本人のインスピレーションからつけられていて、
「PILLARS」とはギリシャ様式の神殿などにおける石柱のことを意味します。



"ONE OF PILLARS" ~BEST OF CHIHIRO ONITSUKA 2000-2010~

  • アーティスト: 鬼束ちひろ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル・シグマ
  • 発売日: 2010/04/28
  • メディア: CD


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タグ:鬼束ちひろ
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Rock'n'Roll Circus

最近のハードロックな路線も踏襲していつつ、
可愛らしさやイタズラ心もあったりして、
なかなか面白いコンセプトだと思いました。
ayuならではの世界観じゃないかな。
複雑な女心を表現するのにピッタリです。

DVDにはおなじみ、Music clipとそのメイキング、
そしてボーナストラックとして、
アリーナツアーのダイジェストが収録されています。

Microphone
オルガンのような神々しいイントロで始まったかと思えば、
重厚な重低音のロックに急転直下。
ブレない芯の強さを表現するのに、十分パワーがあります。
決意表明ともとれる曲。
歌詞の「あなた」を音楽に読み替えると、さらにまた深読みができます。

今回のアルバム曲は、レコーディングもMV撮影もロンドンで行われていて、
この曲もそうですが、ちょっとダークな部分にマッチしたとか。
確かに、同じ英語圏でも、アメリカじゃないな、って思う。

count down
絶望やどん底を味わった後、
曲調からも重苦しい雰囲気が伝わってくるのですが、
サビの感じからすると、全く諦めてしまったわけじゃないような、
そんな気がします。

Sunset~LOVE is ALL~
12曲目の「Sunrise」とはメロディーは同じものの、
それぞれ異なったアレンジと歌詞を盛り込んだもの。
こちらはしっとりしたバラードの方です。
タイトル通り、日の沈む夕暮れ時にピッタリ。

MVはファンが見守る中、撮影されました。
綺麗なサンセットビーチに映えるayuは、まるで女神のよう。
撮影ってどうしても確認作業とかの待ち時間が発生してしまうのですが、
そんな時でもファンを気遣って積極的にコミュニケーションをとる姿に感銘を受けました。

BALLAD
和の趣ある、壮大で幻想的なバラード。
日本人女性が本来持っている奥ゆかしさを、
綺麗に表現していると思います。

MVは恋人が事故に遭ってしまうという、悲しいストーリー仕立てです。

Last Links
世界が共通の見えない敵と戦っている、
こんな時に聴くといいかもしれない。
腹立たしいことも多いんだけど、それは皆同じ。
協力して乗り越えれば、また何か得られるかもしれない。

Don't look back
エキゾチックな曲調やアレンジが、とてもインパクトある。
だけど、歌詞をよく読んでみると、すごく突き刺さることがあって。
つまり、どんなに過去が良くても、戻ることはできないのです。
ドラマのように、やり直すこともできないのです。

MVでは、自身の過去のジャケ写を、ルージュでかき消しているビジュアルが衝撃。
人間の二面性を表現していて、ayuのメイクにも仕掛けがあります。
それが徐々にネタバレしていくのですが、これまた衝撃でした!

Lady Dynamite
これは面白い!
世の女性たちよ、この曲を聞いてスカッとするが良い!
個人的なことですが、よく喋る男が嫌い。
仕事で喋らなきゃいけない場面は別として、
根っからのおしゃべりな人いるじゃないですか。
だいたい中身ないんですよね。
自己満足な武勇伝だとかロマンだとか、
あのマウンティングが許せない。
女のことナメてるとしか思えないよね。
そういう人には、こちらも遠慮なく斬らせていただきます。

MVはクラブの中で異彩を放つayu。
相変わらずのカリスマ性はさすがです!
かなりテンションの高い撮影現場だったようで、メイキング映像が面白かった!

Sexy little things
アルバムのコンセプトに即して、
サーカスのような、イタズラ心たっぷりの曲。
でも、この演出にして正解だと思います!

これも男女の違いを歌っているのですが、
私はこんなに可愛く仕返しできないな。
言えることは、オンナも決して感情だけに動かされてるんじゃなくて、
ちゃんと計算もしてるし、侮るんじゃないよ、ってこと。

実は「Microphone」のMVと繋がっていて、
こちらを見た後に、「Microphone」を見るのが正解。
ちょっと奇妙でダークな世界観に合わせて、個性的なビジュアルのキャラが登場します。

Sunrise~LOVE is ALL~
4曲目の「Sunset」と対になる曲。
こちらは夏らしいアッパーチューンです。
同じメロディーでこうも変わるとは!
みんなで歌って盛り上がれる曲です。

こちらもファン参加型で撮影したMVでして、
サビではタオルを回して大盛り上がり!!

meaning of Love
シンプルにわかりやすい言葉で綴られる、
暖かいミディアムナンバー。
心地よいメロディーにも包まれて、
何だかほっこりしました。

You were...
真に迫った切ない歌詞とメロディー。
なかなかこういう気持ちを外に表現することってできないけど、
こうして代弁してもらえると、カタルシスに繋がるような気がします。
泣いた後のスッキリ感と、同じような感覚が味わえるんじゃないかな。

MVはとても静かな世界観の中、電飾がとても美しい映像に仕上がってます。

RED LINE~for TA~
ayuとファンとの絆を歌った曲。
歌詞カードもayuの直筆で、
ファンへの素直な想いが伝わってきます。
ayuのワードに励まされた人ってたくさんいると思うのですが、私もその一人。
初期の頃なんて特にそうでした。
この曲は、そんな初期の頃を髣髴とさせるような、
ayuのメッセージそのものが込められていて、しっかり伝わりました。



Rock'n'Roll Circus(DVD付)

Rock'n'Roll Circus(DVD付)

  • アーティスト: 浜崎あゆみ
  • 出版社/メーカー: avex trax
  • 発売日: 2010/04/14
  • メディア: CD


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タグ:浜崎あゆみ
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新世紀エヴァンゲリオン 12

いよいよクライマックスに向かう、コミックス版エヴァ。
エヴァのエンディングっていろいろな解釈があるのですが、
コミックス版では、旧劇場版をベースに進んでいくようです。

で、この巻は、ちょうど旧劇場版の「Air」に当たります。
ただ、ちょこちょこ描写が細かかったりして、
コミックスの方がわかりやすいかも。

ネルフ本部に、戦自が侵略する。
非武装の職員などもいて、見るも無残に次々と殺されていく。
使徒との戦いにはプロフェッショナルでも、
人との戦いには慣れてないのでね。
日向が言っていますが、確かに使徒よりタチ悪いかもしれません。

その人間について、ミサトから衝撃の真実が語られる。
人間も、13番目の使徒であると。

それには、2つの「生命の卵」が関係します。
ひとつはアダム、そしてもうひとつはリリス。
アダムは地球自体が昔から宿していたモノであるのに対し、
リリスはその昔、ひとつの天体と共にこの星に落ちて、残されたモノ。
その出来事がファースト・インパクトの真相。

そして、アダムは自身を含む12の使徒を生み、
リリスも同じように1つの使徒を生んだ。
そのリリスによって生まれた側の使徒が、人間(ヒト)。

だから、他の使徒たちは、ヒトとはまた別の可能性だった言える。
ヒトの形とは異なった人類として。
劇場版では、聖書になぞらえて、
知恵の実を食べたのが人間、もう一方の生命の実を食べたのが使徒、
なんて表現をされてましたね。
個人的にはこっちの方がしっくりきたり。

ザックリ言うと、アダム系統の使徒たちと、リリス系統のヒト。
どちらがこの星で生き残るか、種の存続をかけた戦いだったわけ。
それに打ち勝つために人為的に仕組まれたものがセカンド・インパクトだった。
残念ながらそれは失敗に終わったわけですが、
それでも碇ゲンドウやゼーレは、サード・インパクトを起こそうとしている。
その狙いは、最後の使徒であるヒトを滅ぼし、新たな生命体へと進化させる。
それが、これまでずっと名前だけ聞かされていた、「人類補完計画」。

ゲンドウの思惑だけじゃなく、心の内がハッキリと描かれているのが、
アニメや劇場版とは違うところだなぁ、と。
ゲンドウは、息子シンジのことをどう思い、どう見ていたのか。

ゲンドウはシンジのことを愛しいと感じたことはない。
生まれた瞬間から、妻ユイの愛情を一身に受けるシンジが、妬ましかった。
母親なんだから、息子に愛情を注ぐなんて、当たり前のことなんですけど、
父親の中には、それを妬ましく思う心情はあるようです。
ただそれをいかに収めるか。
普通は父性が強く働いて収められるものなのでしょうが、
ゲンドウにはそれができなかった。
そこには彼の生い立ちが関係しているかもしれません。

他者から愛されず、愛する術も知らないゲンドウにとって、
唯一、光を与えてくれる存在となったのがユイだった。
ゲンドウはユイを一身に愛したが、
それはゲンドウが妻としてのユイしか認めてなかったことを意味する。
妻としてのユイだけを愛し、独占しようとしたエゴが、全ての元凶。
また、ゲンドウにとっての不幸は、その愛した人がいなくなり、
嫉妬の対象であるシンジだけが残ってしまったこと。
こうして、あの不健康な親子関係が説明されるのです。

エヴァという作品を見渡してみれば、
「親子関係」がしばしば象徴的に扱われていることに気付きます。

心神喪失状態に陥ってしまったアスカ。
このままでは命を狙われるので、ミサトの発案で、エヴァ弐号機の中にかくまわれます。
湖の底に配置された弐号機は、まるで羊水の中にいる胎児のよう。
エヴァに電源供給している「アンビリカルケーブル」は、へその緒という意味だしね。

エヴァのコアには、各パイロットの母親の魂が宿らせてあります。
アスカもその存在にやっと気づき、戦い始めるのですが…
この後の展開は見ていられないのですが、次巻に続きます。



新世紀エヴァンゲリオン(12) (角川コミックス・エース)

新世紀エヴァンゲリオン(12) (角川コミックス・エース)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2012/09/01
  • メディア: Kindle版



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