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TRIP

今作のテーマは「香り」。
楽曲は全て香りをイメージして作られています。
嗅覚を音楽に結び付けるというのは、なかなか面白いコンセプトだと思います。
そんなコンセプトにちなんで、彼女がプロデュースする香水も発売されたのでした。

TRIP
イメージは薔薇色の香り。
サビの歌詞にはアルバム収録のシングル曲のタイトルが隠されています。
まさに表題曲らしく、このアルバムのコンセプトが「香り」なので、
香りにちなんだフレーズもあります。
雰囲気たっぷりのゴージャスなオープニング。

Harmony
イメージは希望の香り。
希望の香りと言われても抽象的で、どう表現していいかわからないけど。
曲はイメージ通りの明るく前向きなミディアムチューン。
サビのコーラスとの重なり方がまさに絶妙なハーモニーです。

I believe you ~愛の花~
イメージは純粋な綺麗な気持ちで、透き通るような光のような温かい香り。
シングル曲としては初めてのウェディングソングとなりました。
定番のウエディングソングでは物足りない方に、是非おすすめです。

Mint
イメージはさわやかなミントの香り。
そのイメージ通りに爽やかなリズムで、心もスッキリします。
日々何かに追われながらも「あなた」を大切にしたい、そばにいたい、という女性の心境を、
ミントのフレーバーになぞらえて歌ったダンスチューンです。
私もハーブティーだとかチョコミントだとか、ミントが大好きで、
日々の癒しやリフレッシュに使います。
家事や仕事に忙殺されている女性に、ひと息ついてもらいたい、そんな曲。

PARTY TIME PARTY UP
イメージは、ゴージャスな女の子たちの甘くてセクシーな香り。
「真夜中のシンデレラ達に捧げる」と銘打ったアップテンポなパーティーチューンです。
私の中ではゴージャスな女子会パーティーのイメージなんですけど。
こうして女子だけでハメ外すのも必要!
そんな時間の女子たちは、みんなシンデレラです。

Creamy day
イメージはミルキーの香り。
母性本能たっぷりで、包容力のある曲です。
愛内さんには肝っ玉のような芯の強さがあるのを、常々感じておりました。

さくら色
イメージは淡く儚い香り。
淡いピンクに色づき、はらはらと散っていく桜そのもの。
私も、桜の散る儚さがしみる年頃になりました。
しっとり歌い上げる様が儚さを綺麗に表現しています。
儚さの文化は日本独特のものだと思うけど、
だからこそ、こういう「和」に癒やされたりするのでしょうね。

薔薇が咲く 薔薇が散る
イメージは高貴なバラの香り。
曲は激しく情熱的なロックで、これがまたクールでカッコイイんだなぁ。
もはや気高ささえ感じるほどの気迫。

Silent Motion
イメージは、ちょっと危険な、魅惑な香り。
異性に惹かれていく時の危険信号というか、まさにその瞬間を見事に表現しています。
Aメロのリズム取りがすごく難しい。
恐らく変拍子なんだと思うんですが、全く切替がなく、
流れるようにサラッと変わるのがすごいなぁと感心。

Margueritte
イメージは初々しいピュアな香り。
英語スペルだとなかなか気づかないですが、「マーガレット」です。
初々しさやピュアの象徴のような花ですよね。
そういえば、「好き」「嫌い」って花びら数えて占うのもこの花ですもんね。

Secret Jasmine
イメージはジャスミンの香り。
ジャスミンというと、個人的には、静かに心落ち着けて、
心の奥深くまでゆったりとリラックスさせる鎮静効果があるような気がするのですが、
この曲もそんなじっくりと心鎮めたい時に聴きたくなるようなバラードです。

眠れぬ夜に
イメージは切ないけれど暖かい香り。
大切な人を想う気持ちと出会えたことの大切さを綴った、ラブバラード。
ストレートに綴られた歌詞は、なかなか口に出しては言えないことですけどね。

A DAY TRIP
イメージは瞬間に出会う香り。
意図的にオープニングの「TRIP」と対になっています。
この構造は愛内さんのアルバムではおなじみ。
誰もがその日を旅する旅人なのです。
様々な香りがあるように、日々の旅の中でいろんなことがあるけれど、
それらを全て受け入れることが恵となる。
そんなことも教えてくれました。




TRIP

TRIP

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: GIZA(J)(M)
  • 発売日: 2008/05/21
  • メディア: CD


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タグ:愛内里菜
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