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2007

アルバム収録曲の「青空の破片」に関する収益は、
「夏目雅子ひまわり基金」及び「夏目雅子ひまわり基金の推薦団体」に寄付されます。
夏目雅子さんが好きだったひまわりは、SOPHIAのデビューシングル曲で、
SOPHIAにとっても縁のある花。
都さんも悪性リンパ腫と闘病して克服していたので、
力強いメッセージ性を感じます。

燃え尽きる太陽
1曲目からガツンとくる曲。
1日の最後に、夕陽が真っ赤に燃えて沈んでいく情景が浮かびます。
そう毎日、綺麗な夕陽が見えるわけじゃないけど、
本当に燃えるような真っ赤な夕陽を見た時の感慨は、何とも言えないですよね。

モラトリアム人間
心理学用語で、いわゆる「ピーターパン・シンドローム」と同じ。
ちょうど隣国のことが歌詞に出てきまして、何とタイムリーなんだと。
どうにか冷静に対応できないものか、とニュースを見ながら思います。

そんな私も偉そうなことは言えず、モラトリアムな類だと思う。
大人になんか全然なりきれてない。
学生時代と同じことを繰り返してるだけじゃないか。
生まれた意味、生きてる理由を探し続けてる。
答えは出なくても、一生を貫く芯のようなものが見つかればいいのにね。

bell
珍しくスイングのようなAメロから、サビの疾走感に移行するのがワクワクします。
何かを始めるには、終わらせないといけないものがある。
今の私もそんな状況。
節目の年で、ベルが鳴ったのです。
踏み出すと決めたのだから、もう振り返らない。

easy street story
周りの同世代はとっくに根を張って、家庭を持ったりしているだろうに、
私は相変わらず好き勝手に生きてる。
それが私の人生です。ほっとけ。

君と月の光
まるで時を刻むようなリズムのAメロと、
雄大なメロディーのサビに、とても癒されます。
じっくり自分と向き合って、自分の小ささを感じるけど、
その先に、月光のような静かな希望を感じることもできる。

青空の破片
かの有名な「愛の賛歌」のカバー。
松岡さんが改めて詞を書いています。
松岡さんらしい、内省的な歌詞。
欠けた心の破片を、生まれおちた道で探していく。
この考え方がすごく好きです。
完璧な心の人間なんてそうそういないはずで、
「かけた心を何で埋めるか」
これは人それぞれのテーマだと思います。
だからこそ、歌詞の最後の「ありがとう」が響くのでしょう。
心からの「ありがとう」、言えてないな。

stain
今も変わらず生まれ育った街に住んでいて、
ここから都会に働きに行って、帰ってくる。
そんな毎日だから、あまり都会に染まった感はないです。
だけど今、その生まれ育った街が大きく変わろうとしていて、
それはすごく寂しく、激しく動揺しています。

in the future
澄んだ音色のイントロがすごく綺麗で、引き込まれるように聞いていると、
曲自体は疾走感のある曲で、爽やかな青春時代にタイムスリップするかのよう。
未来はいつも見えないけど、あの頃と違うことは、
無限の未来の中でも、ある程度の限界が出てきてしまったこと。
あの頃は無謀なことでも夢見ることができたけど、
今はそれがはっきり無謀だとわかってしまう。
選択肢の数は減っていくだけかもしれないけど、どうせ見えない未来なら、
思い描くことは自由なんじゃないかな。


夜空に光る星というよりも、スターの星。
だから曲もロックなのです。
多くの人の期待を背負う星にはなれないけど、
誰かに希望の光を照らす星には憧れるなぁ。

-Sen-
フォークソングのような、素朴でアコースティックな曲。
「Sen」にはいろんな意味が込められていると思うのですが、
一番大きいのは「戦」かな。
どんなに残酷な結末になるとわかっていても、
どうして戦は生まれてしまうのだろう。
繰り返さないためにも、過去の過ちを忘れてはいけない。



2007

2007

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2007/10/10
  • メディア: CD


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タグ:SOPHIA
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