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PLAY

アルバムのコンセプトは「遊び好きな大人の街」。
その街とは、先行シングルの「FUNKY TOWN」からインスパイアされたそうです。
そんなコンセプトに沿った架空の街に合う人物たちを登場させたいということから、
ジャケットではコスプレに初挑戦!
攻撃的なイメージにしたいという自身のアイディアから、
ムチを持ったポリスに扮しています。
R&BやHip-Hopを軸に独自のスタイルで自由に遊んだ、
安室ちゃんのニュー・スタイルを感じ取れるアルバムです。
個人的には、アメリカのドラマやアメコミの世界観が近いかな、なんて思います。

HIDE & SEEK
このアルバムのリード曲であり、コンセプトを象徴する曲です。
今回はこんな感じのスタイルで攻めていくからよろしく!というような、挑発すら伺えます。
驚かされながらも目が離せなくなって、ついていっちゃうんですよね。
PVではジャケットと同様にコスプレをし、ムチを駆使しながら踊る姿がカッコイイ!

FULL MOON
満月の夜の妖しさ漂う1曲。
途中で狼の遠吠えも聞こえてきます。
大人の夜の胸騒ぎがファンタジックに表現されています。

CAN'T SLEEP, CAN'T EAT, I'M SICK
恋患いで眠ることも食べることもできないという、
私とは真逆の少女像を歌った曲。
安室ちゃんが当時はまっていた少女漫画の影響で、
高校生の恋愛の世界観が歌詞に出ているそうです。
そのためか、PVでは安室ちゃんが制服っぽい衣裳で登場します。

初夏向けのファンキーで踊れるキラキラ・ポップ・チューンということで、
キレッキレのダンスがすごい!
振り付けは、安室ちゃんが以前から憧れているジャネット・ジャクソンなども担当した振付師、
シャーネット・ハードが担当。
その激しいダンスは、PVでとくとご覧いただけます。

IT'S ALL ABOUT YOU
これだけ振り回されて、わがままもご機嫌取りも尻拭いももうたくさん。
こんなに自己中な相手にバカらしくなるっていう、冷めた態度が私とシンクロする。
最近思うのですが、結局私も自己中なんだなってことです。

FUNKY TOWN
実質、先行シングルで、このアルバムのコンセプトの主軸になっている曲。
明るくポップでリッチで大人でお洒落な、安室ちゃんのジャンルの世界観を決定的にしています。
久しぶりに安室ちゃんがCM出演した、リプトンリモーネのCMソングです。
そのCMの演出内容でもあるキラキラ感がPVのテーマにもなっていて、
ゴールドのミラーボールの上で踊ったり、まばゆいダンスシーンは圧巻です。

STEP WITH IT
とてもセクシーなシーンをお洒落に歌う、ラテンなノリの曲。
あからさまではなく、さりげないラテンの度合いが、
熱すぎず、斬新だなと思うのです。

HELLO
電話に出た時の「HELLO」で、電話がモチーフになっています。
黒電話のリンリン鳴る音がお洒落に効果的に使われているのが印象的。
私も普段、電話にほとんど出ないので、
文字通りメロディーコールにしたらちょうどいいかな、なんて思ったり。
PVでも携帯がたくさん浮かんでます。この時はまだガラケーだったね。
ピンクでキラキラのデコがしてあって、安室ちゃんらしい。

SHOULD I LOVE HIM?
住む世界が、大事なものが、生き方が違いすぎたら、結構致命的だと思う。
全部が完璧に合う人間なんていないんだから、どこかで折れないといけないとは思うけど、
どこで妥協するか?ってところですよね。
そこが譲れたら一人ではいないと思う。

TOP SECRET
アメリカのドラマ「プリズン・ブレイク」のシーズン2日本版テーマソングとしてオンエアされてました。
この頃、24をはじめ、海外ドラマが流行ってましたよね。
秘密ということで、声を潜めて歌うところがとてもセクシーです。

VIOLET SAUCE
安室ちゃん側がイメージソングを歌いたいと逆オファーしてコラボが実現した、
映画「シン・シティ」の日本版イメージソング。
映画を見て気に入った安室ちゃんがイメージから浮かんだインスピレーションを基に、書き下ろされました。
ダークな世界観とロックが融合して、日本人離れしたカッコよさです。

BABY DON'T CRY 
この頃はダンス映えしたり、音として楽しめる曲が増えてきたので、
あまり歌える曲が少なかったのですが、この曲は唯一、ボーカル重視な曲。
切なくも輝いた「幸せな気持ちになれる」感動的なミディアム・ポップナンバーということで、
是非とも気持ちよく歌いたいところなんですけど、
歌ってみたらわかる通り、結構スタミナ使うんです。
安室ちゃんは踊ってなくても歌唱力のすごさに気付かされる。
曲自体はすごく前向きで励まされる応援歌で、人前でも歌えたらいいなって感じなんですけどね。

PVのコンセプトは「前へ歩き続ける人への応援歌」ということで、
安室ちゃんがひたすら歩き続けます。
代々木だとか見覚えのある街並みを歩いて行くんですけど、
安室ちゃんが颯爽と歩いてると、日本じゃないように思える。

PINK KEY
こちらもリプトンのミルクティーのCMソングになりまして、キラキラ感が継続しています。
新しい世界の扉を開ける勇気を与えてくれる応援歌。
その鍵となるのがこの曲です。
叶うわけないって諦めてたこといっぱいあります。
今すぐ始めればいいのに、なんだかんだグズグズしてしまって…。
余計なこと考えてたらせっかくのチャンスも逃がしちゃいますよね。
無理でもちょっとずつ試してみるのも悪くないんじゃないかって、最近また自分の夢にぶつかり始めてます。
明日世界が終わっても後悔しないように。
さあ私も後は鍵穴にこのキーを差すだけです!!


DVDの方には、前述したPV5曲と、スペシャルムービーとして、
The World of GOLDEN EGGSとのコラボムービーが収録されています。
流行ったよねぇ、GOLDEN EGGS。私もドハマりりました。
本編でもおなじみ「ナターリアの部屋」のコーナーで、
「GUSHIケンバンド」という謎のバンドがゲストとして登場するのですが、
そのメンバーの一人「安邑」の声を、安室ちゃんが担当しています。
安室ちゃんの声優初挑戦!
本編にも劣らないシュールさはさすがです!!



PLAY(DVD付)

PLAY(DVD付)

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(M)
  • 発売日: 2007/06/27
  • メディア: CD


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タグ:安室奈美恵
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Opus

この作品からシングルは発売されず、ミニアルバムが発売されるようになりました。
構成としては、新曲3曲に加えて、既存曲のバラードバージョン。
それからボーナストラックとして、新曲のミュージックボックスによる
インストゥルメンタルバージョンなります。

それでは、まず新曲のレビューから。

Opus
ルルティアの楽曲には、ネガティブな感情で心の奥底まで沈むものもあれば、
晴れやかで幸せいっぱいな曲もあり、極端な分化をするのですが、
この曲は明らかに前者の方。
歌詞の1語1語が心の底をえぐってくるのです。
すごくドロドロした感情なんだけど、ルルティアの歌詞で表現すると、綺麗さすら感じる。
だから聞いていると何だか心のデトックスになるような気がするんでしょうね。

流光
こちらもハッピーな曲ではないですが、とても切実さや儚さが表現された曲。
ミディアムテンポでたたみかけるようなサビが、焦燥感を加速させます。
この主人公の少年には、無事に想いを届けることができたらいいな、と
切に願ってしまいます。

もう1曲の新曲、「星と羽」は歌詞が掲載されておらず、
いずれ発売されるアルバムにも収録されるので、その時にまた書かせていただきます。


そして、既存曲のバラードバージョンについて。
今回収録されたのは、「水景色 星模様」「愛し子よ」「アラベスク」。
本人曰く、ルルティアの曲はどの曲もバラードにできるらしく、
かねてよりバラードアルバムを作りたいと言っていたのが形になりました。
「水景色 星模様」と「アラベスク」は、シンプルでアコースティックなアレンジになったので、
もともと幸せいっぱいの暖かい曲でしたが、優しさが増しました。
「アラベスク」なんてピアノアレンジで、弾き語りしたら素敵だな。
激変したのは「愛し子よ」。
この曲はデビュー曲で、その衝動的な内容からかなり衝撃を受けた曲でしたが、
こういうバラードバージョンになって、今度は儚さがプラスされました。


そしてミュージックボックスについて。
いわゆるオルゴールの音色によるインストです。
ルルティアの曲は、どの曲がオルゴールになってもいいな、という感じ。
単にミュージックボックスで演奏しているというだけでなく、
「Opus」では水滴が反響し、「流音」では滝のように雨が降るという、
もともとの曲が持つ雰囲気を維持したアレンジになっているのも素晴らしいです。



Opus

Opus

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: PHOERIX RECORDS
  • 発売日: 2007/06/27
  • メディア: CD


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タグ:ルルティア
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