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∠TRIGGER

ベストアルバムから1年5か月ぶり、久ぶりの新作です。
全て作詞・作曲がメンバー自身によるものになっています。
前年にメジャーデビュー10周年を迎え、節目の作品。
いろんな意味で「きっかけ」のアルバムにしたかったそうです。

∠RECIEVER
オープニングナンバーにふさわしいスケール感。
詞もテーマ性の大きなものになっています。
晴一さん曰く、「恋愛以外の表現にも挑戦したかった」とのことで、
スマトラ沖地震と津波のことを考えた時に書いたものだそうです。
3.11が起きる1年前に発表された曲ですが、
あの頃はまさか、本当に自分の足下で起こるとは思わなかったですね。

アニマロッサ
アニメ「BLEACH」のオープニングテーマでした。
アニマロッサとはイタリア語で、「赤い魂」という意味で、
昭仁さん曰く「男臭い曲」、晴一さん曰く「男らしい曲」とのこと。
確かに拳を突き上げたくなるような感じ。

瞳の奥をのぞかせて
昭仁さんが「異国情緒の漂う曲」と言っていたように、
確かに独特の雰囲気があります。
どんな人が聴いても聞き覚えがあるような、世界のどこかの国の伝統的な旋律のイメージ。
そこに、ロックでポップなサビのメロディーが融合しています。
ドラマの主題歌だったのですが、晴一さん曰く、
大人のドラマに合うように、心の影と光をテーマに書いてみたそうです。

ネガポジ
ポルノ初のデジタル・ディスコ曲で、
効果音としてパーティーノイズが取り入れられています。
爽快に弾けるナンバー。
生真面目な日本人、なかなかハメを外せない大人たちにも、
ぜひ聞いて、弾けちゃってほしいです。

クリシェ
クリシェとは、「常套句」「決まり文句」を意味し、
晴一さん曰く、「どこにでもある言葉で歌詞を書け」という、
周りのプレッシャーを受けて、それに挑戦した曲だそうです。
特徴的な音が欲しいとして、チェロが参加しています。
このチェロはまるでバイオリンのように音を刻むので、
チェロだって言われるまで気づきませんでした。

IN THE DARK
歌詞は「暗闇」を擬人化して書いていて、なんと文学的なセンス!
晴一さんが変化を求めた際、それを良しとしない人たちへの、
葛藤に対する意思表示として作った曲だそうです。
伴奏部分ではフリューゲルホルンが使用されています。

MONSTER
前トラックのイントロに続いて始まる、本編の曲。
イントロ部分ではアニメ調の構成で、
声優の水樹奈々さんとゆかなさんが声を担当しています。
また、晴一さんはオペレーター、昭仁さんは爆発に巻き込まれる役で参加していて、
二人ともアフレコデビュー!
世界観は「まんまエヴァンゲリオン」な感じで構成してもらったそうで、
確かにこんなシーンあったな~、とエヴァファンも頷けます。

そんなこだわりの導入から始まる曲。
曲のイメージは「ポップロック」。
歌詞については、昭仁さん曰く、
晴一さんの曲に詞をつける機会も多くないため、
自問自答を詞にしたとのことです。

その詞の中で、「決着」を「けり」と読ませているのですが、
導入部分の台詞でもあったんですけど、これはキーワード。
エヴァの劇場版で、ミサトがシンジに言うんですよね、「ケリをつけなさい」って。
ミサトが最期、シンジをエヴァに送り出すシーン。ここは泣けたなぁ。

この胸を、愛を射よ
作曲を担当した晴一さん曰く、「たっぷりと感情を込められる曲を作りたかった」とのこと。
包み込むような愛情表現もあるけど、この曲では男らしい愛情表現をしたかった、と。
昭仁さんの力強い歌声で歌い上げられて、胸を打たれるのは、
男の人の愛情を感じるからなのでしょう。

曖昧なひとたち
詞は、草食系を書いたのではなく、曖昧なものへの希望を込めていて、
すぐに答えを出したがる現代への提案だそうです。
たわいもなく、カフェテラスで過ごす感じにリアリティがあって、
その光景がありありと浮かんできます。
ついつい長居しちゃうこと、ありますよね。
ところで、昭仁さんは文字を見つめていたら、「曖昧」の中に「愛」があったと気づいたそうで、
歌詞にもそのまま書かれています。
そんな人が書いた曲だと思うと、何だかよけいにまたほっこりしました。

光の矢
源義経が源平合戦の一ノ谷の戦いで戦ったときの話をベースに書こうと、
チャレンジした曲。
完成した曲は、まるで2.5次元みたいに、カッコイイ!
ステージ上で映えそうな曲です。

今宵、月が見えずとも
デビュー10周年の翌日に発売されたシングル。
10周年を区切りに、自分で世の中に強くアピールできる曲を作りたくて、
狙って書いたそうです。
タイトルも、メロディも、全てがキャッチ―。

「BLEACH」の劇場版の主題歌でもありました。
おかげで知名度も高く、「月にまつわる名曲」にも選ばれ、
名実ともにポルノの代表曲です。

ロスト
当時から9年前に亡くなった昭仁さんのお母様のことを歌った曲。
その当時から9年前というと、2001年頃になるはずで、
ヒット曲を次々と出し、まさに勢いに乗っていた時期ですね。
ここまで時間がかかったのは、自分のスキルの問題と良い楽曲に出会えなかったことで、
歌にできなかったとのこと。
それまでの間、心の整理をしたり、いろんな内的プロセスを経て、
一つのかたちにすることができたのではないか、と思います。



∠TRIGGER

∠TRIGGER

  • アーティスト: ポルノグラフィティ
  • 出版社/メーカー: SE
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: CD


1.∠RECIEVER
2.アニマロッサ https://youtu.be/HBXYW4D_8iE
3.瞳の奥をのぞかせて https://youtu.be/jjSEL_zs7cU
4.ネガポジ
5.クリシェ
6.IN THE DARK
7.Introduction~迫リ来ルMONSTER~
8.MONSTER
9.この胸を、愛を射よ https://youtu.be/y6dKO0eneFg
10.曖昧なひとたち
11.光の矢
12.今宵、月が見えずとも https://youtu.be/onUO7TSZpjk
13.ロスト
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