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Dr.コトー診療所 24

今回は大きく分けて、2本立て。

まずは古志木島がドラマのロケ地になったことから。
島の将来をかけて、話題を呼ぶために、必死に誘致したのです。
なので島民の期待は大変なもので、歓迎の横断幕からも明らか。

今回のドラマがまた大変な作品で、
何でも開局30周年記念の大作だとか。
その主演女優に抜擢されたのが、早乙女瞳。
しかし、島に上陸直後、彼女の姿を見たコトー先生は、
歩き方に違和感があることを見抜く。

そんなコトー先生の心配をよそに、撮影は始まります。
が、その撮影中、演技の途中で何もないところでいきなり倒れてしまう!

運び込まれた診療所で、コトー先生の診断は、
頭は軽い脳しんとうだが、足については三果骨折…
足首の関節を三箇所骨折していました。
すぐに手術して骨折部の整復をすすめるのですが、
監督の中山は内地の総合病院に連れて行ってもう一度精密検査をしてもらおうとする。

その監督の意見を押し切って、コトー先生のもとでの治療を望んだのは、
早乙女瞳本人でした。

そして手術は無事に終わり、3日後には撮影復帰したのでした。
手術前に本人が宣言したとおりに。
コトー先生の見立てでは、1週間くらいで松葉杖で歩けるようになるってことだったのですが。
さすが女優魂!
でもこれは単なる根性ではないことを、コトー先生は見抜いていました。

一見、無事に撮影再開したように見えるものの、スタッフが皆よそよそしい…。
それもそのはず、瞳には内緒で代役を用意していたのです。
ある時、その代役での撮影現場が瞳にもバレ、
意地でも降板したくない瞳は、気迫の芝居を見せつける!
中山が代役ではなく、やはり瞳で撮影しようと決心した瞬間、
瞳は倒れ、診療所に運ばれることになる。
でもその時すでに瞳の意識はなく、呼吸は停止していたのだった!!

コトー先生がいろいろな検査をしてもなかなか原因が見つからなかったのですが、
とうとうその原因が見つかりました!
それは「ギラン・バレー症候群」。
病名だけは聞いたことがあったものの、よく知らないので、調べてみました。
急性・多発性の根神経炎の一つで、主に筋肉を動かす運動神経が障害され、
四肢に力が入らなくなる病気。
重症の場合、中枢神経障害性の呼吸不全を来し、この場合には、瞳もそうだったように、
一時的に気管切開や人工呼吸器を要するが、予後はそれほど悪くない。
特に60%以上の例で何らかの先行感染が認められるそうで、
瞳の場合も、島に来る直前まで風邪をひいていたことがヒントになった。

心当たりがあったなら、重症化する前にちゃんと先生には伝えるべきだと実感したお話。
瞳の場合は、意図的に話さなかったわけですが…。
「患者が治そうと思わない限り治らない」というのは、前にもコトー先生が言っていました。
その例は末期ガンの患者で、本人の気持ちが変わった途端、
治ってしまったという奇跡的展開だったのですが。
その時も今も変わらず、コトー先生のスタンスは、
「患者さんが治りたいと思う気持ちを手助けする立場でしかありません」と。
こういうブレないところが、コトー先生が支持される所以ですね。

また、落ちぶれてきたタレントを周りが支えるというのも、前にありましたね。
今回も一番アツいのはマネージャーの山内さんでした。
そうじゃなきゃマネージャーなんてやれないよね。
監督の中山だって、瞳に魅了されてる一人で、瞳の回復を願っていて、
何だかんだいって、瞳はひとりで戦ってるんじゃないんだよ、と思いました。

もう1つのお話は、内さんについて。
なんと、息子からの誘いで、島を出ることにしたのです。
息子夫婦が共働きに出ている間、留守番をしている孫二人の面倒をみるという名目なのですが。
あの内さんに、都会での暮らしができるのでしょうか?

ところで、前巻でミナがいなくなって、タケヒロも原さんもいなくなって、
星野さんが帰ってきた途端、おなじみのメンバーがどんどん卒業してしまう…。
星野さんとコトー先生の関係も、特に進展してるわけじゃないし、
むしろ告白する前に戻ってる!?
この先、この作品はどうなっていくのか、不安がよぎりました。



Dr.コトー診療所 24 (ヤングサンデーコミックス)

Dr.コトー診療所 24 (ヤングサンデーコミックス)

  • 作者: 山田 貴敏
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/10/30
  • メディア: コミック


絶海の孤島・古志木島の小さな診療所で
数々の難手術を成功させてきたDr.コトーこと五島健助。
その古志木島に、テレビドラマの撮影のため主役を演じる
女優・早乙女瞳がやってきた。
しかし撮影中、彼女の身に思わぬアクシデントが…!!
そして島の皆から慕われる内さんが、
息子に頼まれ本土で息子夫婦や孫たちと
共同生活を送ることに。
島暮らしが長かった内さんだが、
本土での新生活は果たして…
奇跡と感動の離島医療物語。
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