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ホタルノヒカリ 15

とうとう最終巻です!
前巻でやっと想いが伝わった蛍と部長でしたが、結ばれるわけではなく、
蛍は自らの意志で大阪に転勤、部長は新会社を設立して社長となり、
お互いがそれぞれの道を歩むことになりました。

それから5年後。
結婚式でのムービー撮影の場面から始まり、
もしや!?と思いきや、山田さんの結婚式でした!
あの山田さんも結婚することになったんですねぇ。
そしてオチに使われるところがまた山田さんらしい(笑)

山田さんへのメッセージだというのに、
友人・知人から語られるのは、蛍の話ばかり。
どうやら大阪でも一人で頑張ってたらしい。

その蛍が東京に帰ってくる!
実際のところ、どうだったのか?本人に語ってもらいましょう。

その前に、蛍の年齢は連載当初から27歳の設定でしたが、
よくよく精査してみると、
実は部長と別れて大阪に行った時点で、29歳になってたことが判明しました!
5年経った現在、蛍の実年齢は34歳、部長は48歳に。
部長は50歳近くになっても変わらないですね!

一方、蛍は体型は太ってたりした時期もあったようですが、
今はしっかりスタイリッシュな体型に戻っています。
キャリアウーマンらしい風格もついたしね。
肩書きも企画部・副部長となっていて、それが蛍の5年間頑張った証。

そんな蛍は自分の根付く場所を手に入れる。
東京都下のN市に一軒家を購入したのでした!

気がつけば私も蛍と同じ歳になって、すごく共感できます。
普通は大半が既婚者となっている歳だけど、
家庭を作るつもりはないので、自分らしく生きられればいいと思ってた。
そして自分が根付くことができる職場を見つけたのが、まさしく34歳だった。
やっぱり30代半ばともなると、仕事にしろプライベートにしろ、
何か地に足をつけたくなるんですよね。
そこをベースにして、また新しいことに挑戦していける。
その繰り返しなのではないかな、と最近思います。

この5年間、部長とはあえて一切連絡を取らなかった蛍ですが、
いきなりコンペで再会します。
そして…!?

当初、蛍の干物ライフをかなり同一視していた私ですが、
蛍の無駄に頑張るところを見て、全然私なんかと同じじゃなくて、
偉いなぁ~っていつも感心していたんです。
それが蛍の成長というか、熟成していって部分なんだと思いますが。
干物って潤いはないかもしれないけど、傷んだり腐ったりしてるわけじゃないもんね。

蛍は自分から前に出るようなタイプではなく、
作品の主人公となるにはいささか地味めなキャラクターだったけど、
そんなところが私も似てるのかな、なんて思いました。
20代の頃って、自分が活躍できる=自分自身が目立つ道を目指していたんだけど、
そもそも私がそういうキャラじゃなかったんだな。
蛍が「物を作る人のお手伝いのほうが合ってるし好きみたい」って言ってるけど、
私も同じで、お手伝いでも十分自分らしく活躍できると思う。
「お手伝いならプロです」って、私も面談で言ってみようと思います。

番外編として、「リバプールの恋」という殿と優華の物語が収録されています。
この二人は私からしたら遠い世界の人たちなので傍観するだけなのですが、
ところどころに差し込まれる蛍と部長のやり取りが可愛らしくてツボでした。

「ホタルノヒカリ」という作品を通して、私自身の生き方を後押しされました。
私もまだまだ変わらなくちゃいけない部分はあると思うけど。

一貫しているのは、「自由」が保障されているということ。
自由であることが幸せだと思えるためには、
自由には自己責任というリスクがつきものだと十分に理解した上で、
ひとつひとつの出来事に自分で対処していく力を身につけること。
蛍は周囲の人たちに支えられながら、自分らしい生活を手に入れられました。

私が生涯望むのも、「自分らしい生活」それだけ。
たまたま私の職場の社訓的なものにも共通する項目があって、
「こういうことだったのかー」としっくりしました。
そんな自由が保障されている職場に恵まれて、幸せです。


ホタル ノ ヒカリ(15) <完> (KC KISS)

ホタル ノ ヒカリ(15) <完> (KC KISS)

  • 作者: ひうら さとる
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/10/13
  • メディア: コミック


干物は熟成して美味しくなるんです。

蛍の突然の大阪支社への異動……あれから5年¥——
部長は!? マコトは!? 殿は!? 優華は!? 山田さんは!!!?
大海に放り出された干物の旅、ここに完結!!!!
番外編『リバプールの恋』も収録!
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