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SAMURAI DEEPER KYO 37

ついに最終巻まであと1巻!
物語はいよいよ大詰め。
狂と京四郎が対峙します。
そして、二人の間に何があったのかが語られる…。

京四郎は「レッドクロス・ナイツ」の4番目として、
先代“紅の王”に逆らう者の粛清を行っていた。
京四郎の前に対峙していたのは、当代“紅の王”。
この世で唯一、“紅の王”に対抗できる力を自ら生んだために幽閉された。
その彼も京四郎と同じ、レッドクロス・ナイツの3番目。
その時には既に「死の病」を発症していた。
かすかな希望を託し、当代“紅の王”は京四郎に斬られることになる。
その時、京四郎はわけもなく涙を流していた。
その姿を見た朔夜は、京四郎を連れて壬生を飛び出していく。

人里に出てきた二人は、桜の木の下で鬼眼の狂と出逢う。
狂は先代に刃向かい壬生を出奔した“鬼の子”。
すぐさま斬り合いになるが、京四郎は桜をかばい、狂の太刀を受けた。
そこから京四郎と狂、追う者と追われる者の奇妙な関係が始まる。

狂は度々、京四郎と朔夜のもとへ遊びにきた。
そして京四郎もある時から、人々の傷を無料で治療するようになった。
しかし穏やかな日々も長くは続かない。
京四郎のもとへ、鎭明がやってくる。
ここまで見つからずにすむはずがなかった。
むしろ、京四郎と朔夜の逃亡を見逃したのは、ある謀があったからだ。
鎭明は京四郎に、朔夜を殺しにある漢がやってくると吹き込む。
そして、その漢をおびき出す為のおとりだったと。
その夜、朔夜のもとに近づいてきた漢を、京四郎は容赦なく斬り殺す。
その漢とは、朔夜の実の兄、望だった!
先代“紅の王”の過去を知る望を始末するために、京四郎は罠にはめられたのだ。
これがゆやの記憶に残る悲劇の真相。

目の前で実の兄が殺されたことに対して許せない思いを抱きながらも、
朔夜は京四郎のことを信じていた。
京四郎が自分の意思でやったわけではないと。
ただし、そのことでまた、京四郎が鬼に戻ってしまうことを悲しんでいた。
京四郎を自由にしてあげたい朔夜は、狂に自分を殺してくれと懇願する。

一方、京四郎も先代“紅の王”には憤りを感じていた。
先代“紅の王”を斃すことができるのは、真の壬生一族のみ。
鬼眼の狂は当時まだ覚醒してはいないものの、真の壬生一族。
京四郎が鬼眼の狂を斃し、狂のからだを手に入れれば、先代“紅の王”を斃すことができるかもしれない。
そして、先代“紅の王”の心の臓と同調した朔夜のことも救うことができるかもしれない。

こうしてまた、二人は追う者と追われる者の関係に戻った。
そして運命の関ケ原で、京四郎は狂を追いつめる。
だけど、とどめをさすことはできなかった。
それから京四郎は狂の軀を凍らせて隠し、狂の魂を自分の身体にうつした。
もう人を斬ることはできないと誓った京四郎は、薬箱を背負って旅に出る。
それからゆやと出会い、他の仲間たちとも出会っていくのは、知っての通り。
初期の頃、京四郎が必死で刀を抜かせないようにしてたり、
わざと頼りなさそうにしてはのは、こんな悲しい過去があったからなんですね。
いつかまた大事な人と見たいと語りながら見つめていた桜には、こんな思い出があったんですね。
全てのことがつながって、切なくなりました。

京四郎があえて狂の敵側にまわったのは、
先代“紅の王”から狂の軀を取り戻し、狂に先代を斃す力をつけさせて、
あとは託すため。
でも狂はそれを許さなかった。
死の病で崩壊しかけた京四郎の身体を、狂の血で食い止めたのだった!
そして二人は、先代”紅の王”に立ち向かう。

命を救われた京四郎。
これから朔夜と倖せになってほしいけど、本当に妬けてしまうほどラブラブだった!
二人の過去の話を知れば知るほど、朔夜とゆやはよく似てるなって思いました。
それは見た目ではなく、性格とか信念とか、中身の部分で。
だから京四郎がゆやに出会ったのも、巡り合わせだったのかなって思いました。

そのゆやは、朔夜に継ぐ新しい未来見の巫女として、
先代“紅の王”と心の臓を同調されて、連れ去られてしまう!
もちろん未来を見る力なんてないんだけど…。

ゆやにも倖せになってほしい!
狂はゆやを救えるのか!?
いよいよ次は最終巻!!



SAMURAI DEEPER KYO(37) (講談社コミックス)

SAMURAI DEEPER KYO(37) (講談社コミックス)

  • 作者: 上条 明峰
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2006/04/17
  • メディア: コミック


黄金色の神風が吹き
鬼眼の漢が大地に立つ!!

そして明かされる壬生京四郎の
真の想いと悲しき過去―――・・

先代紅の王の逆鱗に触れた今
次々に斃れゆく鬼眼の戦友たち!!
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