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DEATH NOTE 4

前巻で第二のキラが出現し、さすがの月も対処に困る。
そりゃまさかデスノートを持った人間が二人もいるなんて、想像できなかったでしょうね。
その第二のキラを自分の不利にならないように、もっと言えばうまく使おうとするのが月らしい。

月にキラの疑いをかけているLは、月に第二のキラの可能性があることは伏せて、
月に捜査協力をしてもらいます。
ただ、月がビデオメッセージを見て第二のキラであると推理したら、
月がキラであるという疑いがほぼ晴れるという、Lの説がどうしてもわからなくて…。
つまり、月がキラなら、第二のキラにLを殺させて、隠れ蓑にするだろうってことかな?
作中でも松田をはじめ捜査本部の人間がぽかーんとしてるのですが、何故かそのまま強引に進みます。
なので私もそういうものだと思って読み進めます。

さて、捜査協力に呼ばれた月。
その推理は…、やはり第二のキラによるものだと。
これはLの出方を見て、月が裏をかいたもの。
この二人にしか出来ないやり取りです。

第二のキラだと想定したところで、本部は本物のキラとして偽のメッセージをつくる。
その役割を月に演じてほしいとLは依頼します。
何気なくなのか、あえての依頼なのか…。
そのメッセージとは、先に放送されたメッセージは偽キラによるものであり、
自分が真のキラだと名乗った上で、第二のキラによる殺人を止めるよう牽制するもの。
これをさくらTVの放送を通じて流すと、第二のキラは返事のビデオメッセージを出してきた!!
その内容は、第二のキラが本物のキラに会いたいというもの。
その中で「目」や「死神」というワードが出てきて、L達の度胆を抜かせます。

この第二のキラは、死神と目の取引をしていたのです。
その人物とは…弥海砂(あまね みさ)。そしてミサについている死神の名はレム。
ところで死神が人間にデスノートを持たせて遊ぶには、自分のもの以外にもう1冊必要。
それをリュークは死神大王を騙してもう1冊手に入れたそうだが、このレムは事情が違うようです。

以前、死神界から人間の少女をずっと眺めていたジェラスという死神がいました。
レムがジェラスがその少女に恋をしていることに気が付きました。
その少女が寿命を迎える日、ジェラスはいつものように少女を見ていましたが、
レムもまた、その様子を一緒に眺めることにしました。
死神には寿命は見えても、その死因はわからないようです。
少女が夜道を歩いていると、突然、路地からストーカーの男が現れ、少女に告白しました。
当然、見ず知らずの男の告白に応じるはずもなく断ると、男は少女に刃物を向けた!!
その時、ジェラスは死神としてやってはならない事をしたのです。
なんとジェラスは加害者のストーカーの名前をデスノートに書いてしまった!!
するとストーカーの男は心臓麻痺で死亡、少女は生き延びることができたのです。
ただ、人間の寿命をいただく死神が、人間の寿命を延ばすなんてもっての他。
その瞬間、ジェラスは死んでしまったと。
後にはデスノートだけが残っていた。

これが死神を殺す唯一の方法。
・死神は特定の人間に好意を持ち、その人間の寿命を延ばす為にデスノートを使い、人間を殺すと死ぬ。
・死んだ死神は消えるが、デスノートは残る。
 そのノートの所有権は、通常、次にノートに触れた死神に移るが、死神大王に返上するのが常識とされている。

ところがレムは返上しなかった。
ジェラスによって命拾いした少女というのがミサで、その行為に見合ったものとして、ノートをミサに与えた。
死神によって色々だとは思うけど、こんなに情にあつい死神もいるんだね。

一方、月は、Lに気づかれないように第二のキラと接触を持ちたいと思っていた。
その方法を考える中、第二のキラ=ミサから新たなメッセージと日記が届く。
何気ない日記を装って書かれているが、ノートを持つ者になら伝わる暗号に月は気づく。
「青山でノートを見せ合う」と。
それがミサから提案された、第二のキラと接触する方法だと悟り、青山に行くが…。
月はノートらしきものを持つ者を探すもうまく行かない。
だが、ミサにはそれだけで十分だった。
何故なら、死神の目を持つミサには見えるから。

・死神の目を持った人間は顔を見た人間の名前と寿命を見る事ができるが、
デスノートを持つ事によって、命を取られる側から取る側になる為、
殺す人間の寿命だけが見えていればいいという考え方から、
自分を含め、他のデスノートを持った人間の寿命の方は見る事ができない。

つまり、名前だけが見えて寿命が見えない人間がデスノートを持つ者=キラだということ。
「夜神 月」なんて特徴のある名前のおかげで、ネットで調べただけで、すぐ本人を特定することができました。
そして、さくらTV宛に「キラを見つける事ができました」とメッセージを送る。
ただ、この「見つけた」という表現に、第二のキラからキラを一方的に見つけただけで、
まだ接触はできてないと推理する。
もう一言一句、油断できないですね。
Lは第二のキラに、キラの情報を教えれば罪が軽くなるようなことを言い、おびき出すよう指示する。
これは第二のキラが捕まってしまえば一貫の終わり!さすがの月も苛立ちます。

ところがミサは、月の家に行き、直接名乗り出た!!
名前がわかれば殺すことができるとわかっていても、隠さず本名を名乗ったミサは、
単純にキラを崇拝し、嘘をつきたくない、と。
死神の目を持たないキラの代わりにミサが名前を見て、味方になろうとしていた。
それは純粋なる恋心。
両親が殺され、その犯人をキラが処刑したことで、キラに絶大なる崇拝をしていたが、
実際にキラの正体がわかって、一目ぼれしてしまったようだ。
月にとっては迷惑極まりないことでしょうけど、ミサに憑く死神レムが完全にミサに味方していて、
もし月がミサを殺すようなことがあったら、レムが月を殺すと明言した!
いつもモテモテの月もスゴイけど、死神2人も虜にしてしまうミサもスゴイ。
一応ミサもそれなりに足がつかないよう、指紋や投函には気をつけていたようで、とりあえずできるだけ利用することに。

早速、月はミサに最後のビデオメッセージを送らせる。
それは、キラに協力していき、キラに認めてもらうという内容のものですが、
これだけでLはもうキラと第二のキラが繋がりを持ってしまったと感づいてしまう。
これまでのビデオメッセージからの微妙な態度の違いから感じたようです。
また、月はミサと急に親密になったことで怪しまれるのを恐れる故、
複数の女性と交際しているかのように見せるが、そのことがミサの嫉妬心に火をつけたようで、
ミサは大学まで会いに来ます。
ちょうどその日、休学中のLが大学に来ていて、月と談笑していたところに、ミサと鉢合わせする。
ここでミサがLの本名を見れば…!
ただしその場で殺すわけにもいかず、あとからミサから聞き出そうとするも、
ミサの携帯は何故かLの手に。
この時、ミサを怪しんだLの勘の鋭さといったら…!

この直後、ミサは第二のキラ容疑で捕まります。
少々手荒な真似をして拘束しても、ミサは一言も吐かない。
月を想うが故の行動ですが、恋する乙女は強いな。
そのあまりにも酷な姿を見たレムが、月のもとに訴えてくる。
ミサを救う唯一の方法とは、ミサにデスノートの所有権を放棄させること。
レムは既に所有権を放棄させていた。

・デスノートの所有権を失った人間は自分がデスノートを使用した事等の記憶が一切なくなる。
しかし、ノートを持ってから失うまでの全ての記憶を喪失するのではなく、
自分のしてきた行動はデスノートの所有者であった事が絡まない形で残る。

つまり、デスノートの所有権を放棄したミサの記憶に残るのは、月の彼女だという記憶と感情だけ。
ここまでしたミサに、さすがに月は何もしないわけにはいかず、ミサの元へ向かうが、
まんまとキラだと認めて捕まるわけにいかず、まさかの行動に出るのですが
「そうきたか~!」いや、「そこまでやるか!?」という心境です。


DEATH NOTE (4) (ジャンプ・コミックス)

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  • 作者: 大場 つぐみ
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2004/11/04
  • メディア: コミック


第二のキラ出現により、その対応を協議する捜査本部は、Lの進言により、月を本部へと呼ぶ。
そこで月は、偽キラから送られてきたメッセージに隠された真意に気付く!
そして第二のキラと接触を計ろうとして…!?
タグ:DEATHNOTE
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