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新世紀エヴァンゲリオン 7

この巻は、最強の使徒といわれるゼルエルとの戦いが収められてます。
そう、エヴァが使徒を捕食することで有名ですね。

正直、前巻でのトウジと3号機の件があって、重苦しい気持ちを引きずってます。
それはシンジだけじゃなく、シンジを見守る読者たちも。
この貞本エヴァではトウジが死んでしまっているので、よけいに苦しいです。

トウジの死を経験して、今度こそシンジは二度とエヴァに乗らないだろうなぁと思った。
でもそれは前みたいな「逃避」じゃなくて、明らかに父ゲンドウへの不信感と抗議の表れだった。
ここまで意思表示できるようになったなんて、成長したなぁって思ったんだよ。
あんなにも、自分のことにも周りにも無関心だったのに。
それほどトウジと築いた友情の絆はあつかったんだろうな。
それなのに…こういう理由でエヴァに乗らない選択をするなら、私はアリだと思ったの。
ミサトが引き止めることができないのも無理はないと思う。

でも、違う見方をしたのが加持さんだった。
アニメでは語られなかった加持さんの過去。
びっくりだった。
セカンド・インパクトで孤児になり、仲間たちと食物を盗みながら生き長らえていたこと。
そして軍に捕まり、弟や仲間を裏切って自分だけが助かったこと。
加持さんも、心に十字架を背負い、それでも生きていくことを選択した。
普通に幸せにはなれなくても、大切な弟や仲間たちの死を風化させないために、
セカンド・インパクトの真相に近づこうとしている。
シンジも同じ十字架を負う者として、エヴァに乗らずに一般人として生きることはできないだろう、と。
なるほどな。確かに一理ある。
何らかの傷を負った時、人は目を背けるだけではなく、その根本的なものを探ろうとする傾向にあると。
私もそんな理由で心理学科に行ったんだったかな。

そうやって人は立ち向かっていく強さがある。
まさかシンジがこんなに強い意志を持って、再びエヴァに乗るとはね。
ただ、そこに現れた使徒があまりにも強すぎた。
成す術もなく大破した弐号機と零号機。
初号機も出撃するものの、活動限界で動かなくなってしまう。
そんな時シンジが泣きながら「今動かなきゃ、今やらなきゃみんな死んじゃうんだ!!そんなのもうイヤなんだよ」と叫ぶ。
ヒーローらしくなったな、と感動。あのシンジが言ったからこそ意味あるんだよね。

その後の展開は…
初号機の覚醒シンクロ率400%超え使徒捕食…というあまりに有名なエピソードです。
知らない方のために、使徒を捕食するとどうなるかというと、
S2機関と言って、使徒のように外部からの電源供給がなくても動けるようになるのです。
よって、活動限界時間が無限に!!
この辺のことも語りたいけど、もうちょっと後にまた語った方が良いかな。

いやいや、エヴァ話になるとついコアなマニアになってしまう。
特にクライマックスに向かって、段々エヴァ自体の真相がわかってくるから、もう止まりませんなぁ(笑)



新世紀エヴァンゲリオン (7) (角川コミックス・エース)

新世紀エヴァンゲリオン (7) (角川コミックス・エース)

  • 作者: 貞本 義行
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/11
  • メディア: コミック



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