Dr.コトー診療所 １

ドラマで有名な作品ですね。
かく言う私もドラマを見てハマり、原作も読んでみようと思って、
ドラマとはまた違う展開をする原作も愛読してるわけでございます。

１巻はわりとドラマにもあった展開をしていると思います。
ほんとに最初のエピソード、タケヒロの盲腸を船上で手術する話です。
ここで原さんの信頼を得、それが一生モノになるわけですが。

それまで医者がいなくて当たり前の生活を送っていた島。
大きな病気になったら本土まで船で６時間かけて行ったり、
地元のおばあちゃんの煎じ薬を飲んでいたり。
そんな島に突然医者が現れたところで、そう簡単に信用してはくれない。
今までも医者が来たことはあったようだけど、いろんな理由で居つかなかったようです。

でもコトー先生は、「目の前の患者を治したい」ただその一心で接することにより、
徐々に島民の信頼を得ていきます。
これは狙ってできるものじゃないし、コトー先生の真っすぐな人柄があってこそ、だと思いますがね。
それだけじゃなく、見かけによらず、腕もいいのです。
設備も整わない診療所で、次々と手術をやってのけてしまうのです。
それでいて驕った態度がない、だからこそコトー先生が好かれる理由なのだと思います。

どこへ行っても、新しい土地や職場で信頼してもらうのは、そう簡単じゃないし、
それなりに時間もかかるものだと思うけど。
人柄があってこそ、このプロセスが短かったりするのでしょう。

しげさんや内さんなど、ドラマでもお馴染みの島民メンバーも登場します。
余談ですが、原さんはドラマとのビジュアルの違いにビックリしました（笑）
こちらはまた味があって良いと思いますよ。

これからもコトー先生の起こす奇跡に感動しつつ、今後もレビューを続けていきたいと思います。

Dr.コトー診療所 (1) (ヤングサンデーコミックス)

• 作者: 山田 貴敏
• 出版社/メーカー: 小学館
• 発売日: 2000/12
• メディア: コミック

絶海に浮かぶ孤島・古志木島……
満足な医療設備も整わないその島に
一人の天災外科医が舞い降りた時、奇跡のドラマの幕が開く！
腹部大動脈瘤、外傷性気胸、子癇発作……
難病と言われる病気の前に消えそうな生命の火も
その男・五島健助は激しく燃え起こす。
生きているということの本当の意味を問う
感動の離島医療物語。

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